ENHYPENの新曲と「ゴシップガール」を観ていたら、ラグビーシャツが着たくなる。(Toru Mitani)

アイビールックがリバイバル(とくにメンズ)しているせいか、昔のラルフローレンを掘り起こしている。そんな中、ENHYPENと「ゴシップガール」が、僕のプレッピー欲を120%に上昇させた!
ネオ・プレッピーの連打。リブート版「ゴシップガール」に夢中!

Photo: Jose Perez/Bauer-Griffin/GC Images

と言いつつも、内容に夢中になっているわけではなく、流し見をしつつファッションに胸をときめかせている。メインキャストのモダンなアイビー感や制服っぽさが絶妙で、眺めているだけで感化されるのだ。女性陣だと、高校生にして驚異的なインフルエンス力を持つバスカットのジュリアン役、ジョーダン・アレクサンダーの着こなしがすこぶるカッコいい。チルゼンニットやスタジアムジャンパー、ボタンダウンシャツに、ハードなブーツやルイ・ヴィトンフェンディなどのハイブランドを組み合わせる塩梅が洒落ている。で、男性陣の中でいちばん好きなのは誰かというと……

Photo: Jose Perez/Bauer-Griffin/GC Images

そう、アキ役のエヴァン・モックである。見て欲しい。このピンクヘアでハズす洒脱なスケーター風のプレッピールックを! スケーターとして有名だった彼は今作で初めての演技を披露しており、そのナチュラルな表現に高い評価が。フランク・オーシャンも彼を見染めていたという話も聞くし、この気負わないムードはカッコよすぎる。

王道のカレッジロゴのネイビーパーカの着方なんて、最高。レモンイエローのシャツをレイヤードして、太めのストレートのチノを合わせる。そんな王道だけど色でちょっぴり遊ぶさじ加減がグッとくるのだ。どのアイテムもワードローブにあるので、もっと寒くなったら即コピーをする予定だ──と、8月から「早く寒くならないかな」と思っていたところに、さらにプレッピー気分を後押しする事件が起きてしまった!

ENHYPENの新MVで連打される、プレッピー・タイフーン。

ENHYPEN

EXO「Love Me Right」やAOA 「Heart Attack」(ともに2015)など、制服×スポーツウエアなスクールテイストは韓国MVのある種お家芸。でも、最近はコスプレっぽい制服風しか見かけなかった気がする。そこへ、突如として舞い込んできたENHYPEN「Tamed-Dashed」のMV。カレッジロゴのパーカにブレザー、白いシャツにレイヤードしたスウェット。さらにボトムスはジャージでハズしたりと、前半は個人的にツボなコーディネートが満載。そして、48秒から始まるサビのダンスが素晴らしく、なめらかでコンテンポラリーな振り付けとアイビールックが、心地いいギャップとなり目に焼きつくのである。

ネイビーとホワイトでクリーンにまとめているのも今の気分だし、中盤から差し込まれるラグビーシャツが可愛すぎる。特に、赤×黒のラグビーシャツが今すぐに欲しくなり、ラルフローレンやユーズドショップを探したが、今のところ見つからず。王道のバーバリアンで探すしか、もう方法はないかもしれない。

Photo: Jose Perez/Bauer-Griffin/GC Images

ENHYPENで火がついたラグビーシャツ熱は、再び「ゴシップガール」エヴァン・モックへとリターン。彼が劇中で着用している、エンブレム付きのラグビーシャツも欲しくなってきた。ただし、立派な大人の僕がENHYPENのようにラグビーシャツを着こなすことはできない。わかりやすハズしとしてエヴァンのように髪色を変えてしまおうかと思案中である。もしくは同僚のKが通っているK-POPダンス教室について行って、「Tamed-Dashed」を習うのもいいかもしれない。その時だけ爽やかな白×ネイビーのラグビーシャツを着ることは……許されるはずである。