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日本酒通も、ビギナーにも。ギフトやお呼ばれ時にぜひオススメしたいスパークリング酒、七賢(Yui Sugiyama)

お酒の世界は奥が深い。種類もたくさんあって、何がオススメなの?と思う人にぜひ推したいのが、七賢(しちけん)のスパークリング酒。300年近く続く歴史と伝統を誇る山梨の酒蔵の七賢とアラン・デュカスのイベントにお邪魔しました。

アラン・デュカス スパークリングサケ

山梨の名酒「七賢」が、アラン・デュカスとのコラボレーションにより完成させた「アラン・デュカス スパークリング サケ」。

デュカス・パリのシェフソムリエ、ジェラール・マルジョン氏の描く、地中海のインスピレーションを礎に、七賢の醸造責任者、北原亮庫氏が桜の樽での熟成、瓶内二次発酵という手法を用いて2021年に完成されたとか。

寛延 3 年(1750 年)創業、十三代にわたる歴史を誇る七賢とアラン・デュカスとの出会いは遡ることおよそ 10年前。アラン・デュカスの考え方や料理に対する哲学に共鳴したという現当主、 代表取締役社長の北原対馬氏。

日本酒ビギナーの私はスペークリング日本酒の存在は聞いたことはあるものの、今回はじめて飲んでみて、その飲みやすさに感動。

瑞々しの中にさくらんぼのニュアンスがふんわりと漂い、スルスルと飲め、どのような料理にもマッチする包容力を持っています。

イベント当日は「アラン・デュカス スパークリングサケ」以外に七賢とアラン・デュカスのスペシャルコースに舌鼓。画像のメニューは「長野県七二会産ソルガム、富士の介の炭火焼きに季節野菜添え」。お酒は「スパークリング EXPRESSION 2020」。貴醸酒製法を採用し、留仕込みのタイミングで、40 年熟成の大吟醸古酒を用いて瓶内二次発酵したもの。古酒の奥深さと、爽やかなリンゴ酸が特徴。

マルジョン氏はこう語っています。「フランス料理と日本酒のマリアージュは非常に面白い組み合わせです。特に七賢のスパークリングは、桜の木の樽に入れることより、ワインに含まれるタンニンのテクスチャーに近いものが生まれ、 赤ワインを醸造する際に出る渋みのタンニンのように、ワインに近づくように思います。細かい泡が特徴のこのスパ ークリング サケは、フランス料理に合いますが、シャンパーニュのように、世界中のどんな料理にも合うように思います」

「ブドウで造る最高峰のスパークリングがシャンパンであるなら、米で造る最高峰のスパークリングを生み出していきたいと考えています。七賢は、このスパークリング酒を通じて、日本酒文化の変革のきっかけとなることを目指しています」とは、七賢 山梨銘醸株式会社 醸造責任者、北原亮庫氏の言葉。

「甲州牛、ミニフェンネル、アボカドとポムスフレ」とは、純米大吟醸「絹の味」とペアリング。

濃厚な「ル ショコラ アラン デュカスのショコラを使用したデセール 栗の燻製」は、純米大吟醸「甲斐駒」とペアリング。喉越しがすっきりとした、洋ナシやメロンを連想するフルーティな香りがデザートとベストマッチ。

これから益々イベント事が増えそうな今、大切な人へのギフトやお土産にぜひご検討を!