サンローラン 辛口エレガントで魅せるディスコ・クイーンに変身。
エディ・スリマンによる最後のショーとなったサンローラン(SAINT LAURENT)2016-17秋冬コレクション。イヴ・サンローランへ敬意いを払いつつ、エディらしい豪華な80年代スタイルであふれ返った。その中からお目見えした、星モチーフで埋め尽くされたレザージャケット、どう着こなすのが正解? ランウェイをお手本に、ピンクのドットを効かせたバルーンスカートでファンシーでパンクなスタイリングに挑戦してみて。仕上げに赤リップをひと塗りすれば、気分はディスコ・クイーン。
イザベル・マラン 異柄ミックスでつくる80s英ロック。
ブリティッシュパンクから着想を得たデザインを発表したイザベル・マラン(ISABEL MARANT)。ハードルが高そうなレオパード柄ライダースを英国調のチェックパンツと組み合わせるという自由なアティテュードを見せつけた。マランの女性像である粋なパリジャンを想起させる、ルーズなシルエットがキーポイントだ。スタッズをちりばめた赤のベルトや三連バックルのショートブーツなど、小物使いでパンクエッセンスを抜かりなく。
アンダーカバー リメイク風に心躍らせるリラックススタイル。
アンダーカバー(UNDERCOVER)のシュールでロマンティックな世界観は健在。中でも、フラワープリントの布をつぎはぎしたようなデザインのライダースは、ブランドらしい遊び心がたっぷり。ライダースを主役にすべく、ボトムは控えめに。空気をはらんだモノトーンのロングスカートを組み合わせれば、パーフェクトなリラックススタイルが完成する。
エトロ 花柄熱がスパーク。柄on柄でつくる統一感。
大自然からインスパイアされたエトロ(ETRO)秋冬のコレクションは、花や草木などのモチーフがルックに多く採用。このライダースもその中の一つ。ハードなレザー素材とは裏腹に、可憐でピュアな小花柄の刺繍がちりばめられている。フラワープリントのパッチワークを用いたドレスと組み合わせて、全体的な統一感を生み出して。ランウェイをお手本に、ネックレスやレイヤリングでコーデにメリハリをつけるのもお忘れなく。
ファウスト・プリージ エネルギッシュな一着は足もとでカジュアルダウン。
目にも鮮やかな色使いや絢爛な装飾など、イタリアンモードの神髄を現代的に表現する、ファウスト・プリージ(FAUSTO PUGLISI)。2016-17秋冬コレクションからは、両腕にあしらった抽象的アートのみならず、スタッズやフリンジなどでデコレーションされたエネルギッシュなライダースがお目見えした。ラフにリボンを結んだワークブーツを足もとに添えることで、カジュアルダウンに成功。着た時に喜びとパワーがあふれ出しそうな一着で、アクティブに街を闊歩したい。
Photos: InDigital Editor: Maki Saijo