
今年もパット・マクグラスが監修!「VOGUE WORLD」2024のビューティールックができるまで
第一線で活躍するパット・マクグラス、ユージン・スレイマン、成田恵里の3人を中心に作り上げられた第3回「VOGUE WORLD」のビューティールック。ファッションとスポーツをインスピレーションにしたヘア、メイク、ネイルの舞台裏を、当日のバックステージからお届け。※「VOGUE WORLD」見逃し配信はこちらから。
メイクアップ界の巨匠のパット・マクグラス、キャリア30年以上のヘアスタイリストのユージン・スレイマン、パリを拠点に置くネイリストの成田恵里。世界を舞台に活躍する3人が率いるチームが作り上げた第3回「VOGUE WORLD」のビューティールックは、案の定ハズレがなかった。「各年代(と当時を象徴するスタイル)をさまざまなスポーツと結び付けています。もちろん、私たちなりの新たな解釈を加えて」とスレイマンが説明するように、今年は1920年代から今日までのトレンドに独自の捻りを効かせたメイク、ヘアにネイルが披露された。
昨年に続き「VOGUE WORLD」のメイクアップのクリエイティブ・ディレクターを務めたマクグラスは、今年もその手腕と芸術性が光るメイクを構想した。虹色に輝くアイメイクやシルバーのビジュー装飾などを完成させるのに使用したのは、自身の名を冠したパットマクグラスラブス(PAT McGRATH LABS)の製品。「これまで私がランウェイのために作ってきた最もアイコニックなルックに、色やテクスチャーを加えて捻りを効かせました」と語る彼女は、何カ月という期間をかけて、12あるそれぞれの演目のために少なくとも30種類のルックを試した末に、最終的にモデルたちに施したルックに着地したという。
1940年代に人気だった“ヴィクトリー・ロール”からバントゥノットまで、一目も二目も置くヘアを生み出したスレイマンはというと、それぞれの年代を「何か新しいものを創るためのたたき台」にしたと話す。テクスチャーのある髪も簡単に操ることができるバンブル アンド バンブル(BUMBLE & BUMBLE)のヘア製品を主に使用し、さまざまなヘアスタイルを仕上げた。そしてチャームやクローム、「VOGUE」の文字を取り入れた多彩なネイルデザインは、持ちの良さで有名なバイオスカルプチュアジェル(BIO SCULPTURE GEL)のマニキュアを使い、成田恵里が1カ月以上かけて制作。
ビューティー界で名を馳せるトリオによって誕生した珠玉のルックたち。その一部を「VOGUE WORLD」のバックステージからお届け。