
メンズバッグがビッグに進化。大容量が物を言う、2024-25年秋冬メンズコレクション&ピッティ・ウオモ
トートからクラッチまで、今季はあらゆるスタイルのバッグがサイズアップ。グッチ(GUCCI)のアイコンである「ジャッキー1961」やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の代名詞「スピーディ」など、記憶に残る2024-25年秋冬メンズコレクションとピッティ・ウオモの最旬ビッグバッグをプレイバック。
シャネル(CHANEL)のミニキルティングバッグを愛用するジェイコブ・エロルディやエルメス(HERMÈS)の「ケリー」を提げるエイサップ・ロッキーなど、思い思いのイット・バッグを身につける“イット・ボーイ”が増えてきた今日この頃。メンズのランウェイでもバッグは欠かせないアクセサリーとなり、1月9日から12日(現地時間)にフィレンツェで行われたピッティ・ウオモや、ミラノとパリで開催中の2024-25年秋冬メンズコレクションでも新作が続々と発表されている。バックパックにクロスボディと形はさまざまだが、ショーに登場した多くのデザインにはある共通点が。それはずばり「オーバーサイズ」。今年のメンズファッションにはどうやらビッグバッグの波が押し寄せているようだ。
今月12日(現地時間)にミラノで開催されたサバト・デ・サルノ初のグッチ(GUCCI)のメンズショーでは、ウィメンズで発表されたものよりひとまわり大きい「ジャッキー1961」が登場。ビビッドなライムグリーンや深いボルドーなど、あらゆるカラーとテクスチャーで展開され、メゾンのヘリテージとも言えるバッグをデ・サルノは文字通り大きく進化させた。そのほかにも、ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)、ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)、ゼニア(ZEGNA)が上質な素材を用いた巨大なトートを発表。通常は小ぶりなクラッチバッグもフェンディ(FENDI)やエムエスジーエム(MSGM)の手によってビッグバッグ化された。そして待望のルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のショーでファレル・ウィリアムスがランウェイに送り出したのは、さらに大容量になった「スピーディ」やモノグラムのトラベルバッグ。
サイズ感を新たにしたシグネチャースタイルや新作デザインなど、2024-25年秋冬メンズコレクションとピッティ・ウオモを彩ったビッグバッグをご覧あれ。