
モデルのアンナ・クリーブランドが結婚!ファッショニスタが大集結したカントリーウエディングに密着
人気モデルのアンナ・クリーブランドが、雑誌『Dazed』の共同創立者のジェファーソン・ハックとイギリス・ウィンザー近郊でロマンティックな結婚式を挙げた。そこにはジェファーソンの元妻、ケイト・モスの姿も。その模様を『VOGUE』がレポート!
雑誌『Dazed』を立ち上げた名エディター、ジェファーソン・ハックがモデルのアンナ・クリーブランドと初めて出会ったのは、本の出版記念パーティーでのことだった。それはまさに必然とも呼べるもの。2016年、ジェファーソンの著作『We Can't Do This Alone』の出版を祝うロサンゼルスの豪華なパーティーで二人は初めて顔を合わせたのだ。
『Dazed』 の共同創立者であるジェファーソンは、世界中のファッションショーのフロントローの常連であり、アンナはそこでランウェイを歩いているモデルだ。出会いから2年後、アナがパリのフォリー・ベルジェールでジャン・ポール・ゴルチエの「ファッション・フリーク・ショー」に出演したとき、二人のロマンスは本当の意味で燃え上がったのだった。
「彼女はとてもワイルドで自由なスピリットを持っていました」と、ジェファーソンは、ショーで再会したアンナに恋したことについて語っている。
4年間の交際を経て、ジェファーソンは昨年のハロウィーンの夜、二人が休暇で訪れていた神秘的なエジプトのオアシス・リゾート、シワでついにプロポーズをした。「結婚について話してはいたけれど、日取りは決めていなかった。だから僕が片膝をついてプロポーズしたときは、それは完全なサプライズのような感じだったんです」
そこからヴァージンロードまでの道のりは、"天才ウエディング・プランナー" のリズ・リンクルターや、ソフィー・マッケリゴット、マーク・マクドナルド、サム・ウィルソンといった『Dazed』のジェファーソンのチームの信頼できるメンバーに助けられ、あっという間だった。
結婚式の舞台となったのは、テムズ川沿いののどかな場所。「豪華な敷地があり、母屋は魅力的なゴシック建築。それは結婚式におとぎ話のような気まぐれな雰囲気を与えてくれました」とジェファーソンは付け加えた。
表面的には、幻想的な英国式結婚式に見えたかもしれないが、当日のディテールは、ふたりの多彩なバックグラウンドを物語っていた。ジェファーソンはウルグアイでイギリス人の両親のもとに生まれ、アンナの父親はオランダ人写真家のポール・ヴァン・レーベンシュタイン、母親は黒人スーパーモデルの先駆者であるパット・クリーブランドだ。
「当初は、ゲストを教会まで川を下って連れて行き、すべてが水辺で行われるようにしたかったんです」とジェファーソン。「私たちはドーニーの教会、セント・ジェームス・ザ・レッスに通い始め、そこで牧師のラ・ステイシーに惚れ込みました。彼女は素晴らしいユーモアのセンスと明るさを持っている。文字通り、天国のような出会いでした」
ファッショニスタが大集合
さて、そんな最高の牧師との出会いと同じくらい重要だったのは、そしてファッションの世界に生きるカップルにとってはもっと重要だったのは、何を着るかだった。ウエディングドレスのために新婦は、母パットがモデル時代にラウラ ビアジョッティ(LAURA BIAGIOTTI)のランウェイを歩いていたころ、自身のベビーシッターを務めてくれたこともあるラウラの娘、ラヴィニア・ビアジョッティを呼び出した。
「私は6歳の時、ラウラ・ビアジョッティのショーでローマのスペイン階段を歩いて降りたんです。それが最初のショーでした。パットはチャーリー・チャップリンの格好をしていて、私は映画『キッド』の孤児だった。そのときからファッションが好きになりました」とアンナは回想する。