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お茶と純米酒の旨味をダブルで味わう、抹茶酒のすすめ【わたしの家飲み偏愛レシピ|大林凌 vol.2】

人気お好み焼き店「いまり」の店主、大林凌さん考案の家飲みレシピ第二弾は、抹茶ハイならぬ抹茶酒。ロックはもちろん、寒さが深まる頃には、燗したお酒で割るのもおすすめだそう。

お茶とお米の旨味を1杯に凝縮

焼酎で割る抹茶ハイもいいけれど、と大林さんが提案してくれたのは、いまりでもとても人気だという福岡の純米酒、田中六五(たなかろくじゅうご)に、お店で特注している緑茶パウダーを溶いて、ロックで味わう特製の抹茶酒。田中六五は、凝縮された米の旨味とぶどうを思わせるような香りが特徴の食中酒にぴったりのお酒だそう。大林さんが常用するのは、店舗で提供する緑茶や緑茶ハイ用に特注している、100%無添加、無着色、無香料の茶葉をパウダー状にしたものだが、もちろん市販の抹茶パウダーでも代用可能だ。「日本酒(できれば純米酒)150ccに、小さじ半分程度のパウダーを溶いて、ロックで」が大林さんのスタイルだが、気分やつまみ次第で「これをお燗して飲んでもおいしいですよ」

今日のおとも:するめいかのワタ焼き

「日本酒といかのワタ(内臓)は最強コンビです」と、大林さんが太鼓判を押す抹茶酒のおともは、スルメイカを濃厚でコクのあるワタとともに炒めた一品。さばいたスルメイカ、しいたけやしめじなどのきのこ類をワタとお酒、みりん、出汁醤油で炒めて、仕上げに白ごまと水菜をのせれば完成だ。

用意するもの
スルメイカ 一杯
しいたけ、しめじなどきのこ類適量
水菜、ごま(おこのみで)
酒、みりん、出汁醤油 各大さじ1程度

Photos: Shinsuke Kojima Text: Yaka Matsumoto