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テレワーク疲れ解消に!マインドスイッチできるプレイリスト。

未だ収束の見えない不安とともにテレワークにストレスを感じている人も多いだろう。そんなときは、ホームオフィスだからこそ、音楽を聴いてリフレッシュ! リリース直後の新曲から永遠の名曲まで、作業中のBGMに、また休憩中の気分転換に聴きたい5曲をピックアップした。
1. 「Slow Movement: Sand」/ブライアン&ロジャー・イーノ
アンビエントの鬼才兄弟による、究極のメディテーションに癒される。

アンビエント音楽界の鬼才ブライアン・イーノ(Brian Eno)と、同じく音楽家の弟ロジャー・イーノ(Roger Eno)が初のコラボレーションアルバムとして『Mixing Colours』を3月にリリース。同盤に収録されている「Slow Movement: Sand」は、ピアノのクラシカルな音色に抽象的な音響の断片が重なり合い、心の奥底で広がるような深い瞑想的なサウンドが特徴的だ。

同アルバムは、18曲中の17曲に色のタイトルが付けれられており、同曲も砂色を意味する"sand"が付けられている。外部との接触が限られている生活の中で、ストレスから解放されたい時に聴きたい、癒しの1曲。

2. 「Spoiled 130BPM」/キョウカ
自宅で踊りたくなったら、ダンスフロアーへ思いを寄せたこのテクノ!

ドイツの電子音楽レーベルraster-noton所属、Aphex Twinのキュレーション参加、「ガイアの夜明」出演など、常に話題の尽きないサウンドアーティスト、キョウカ(Kyoka)。現在アーティスト支援キャンペーンを行っている音楽配信サービスBandcamp限定にて、初のセルフプロデュースとなる「Spoiled 130BPM」をリリースした。

“ヴァイブレーション”をテーマに、キョーカ(Kyoka)自身によるボイスサンプリングがループする中、ノイズとビートが激しく重なり合い、フロアーへと導かせるアグレッシブなダンストラック。一歩一歩力強くステップを踏み、飛び交う音のエレメントを一つ一つ噛み締めながら踊りたくなるテクノサウンドは、自宅にいながらダンスフロアーの熱気を思い出させてくれる。

3. 「Carousel」/ディーオーピー

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ノリよく仕事が捗る! ジャジーでグルーヴィーなミニマルハウス。

ユニークなライブパフォーマンスでカルト的人気を誇るフレンチデュオ、ディーオーピー(dOP)から、キエフの新興レーベルEleatics Recordsから初EPとして4月にリリースされたばかりの新曲「Carousel」を。

エッジの効いたシンセに、生音にこだわったピアノやパーカッションサウンドが心地良いグルーヴを生み出し、ボーカルのジョナサン・イレル(Jonathan Illel)のアクの強いハスキーボイスが、妖艶でトリッピーな世界を作り出す。ダンストラックでありながら、オーガニックでジャズ要素を盛り込んだスタイリッシュなミニマルハウスで気分転換しよう。

4. 「Feeling Good」/ニーナ・シモン
ひと休みして、永遠に歌い継がれる人生のアンセムに陶酔。

ニーナ・シモン(Nina Simone)の楽曲の中でも、ミューズ(MUSE)をはじめとする錚々たるミュージシャンたちがカバーしている「Feeling Good」。1965年に作られた曲でありながら少しも色褪せることなく、デジタルミュージック社会においても輝き続ける人生のアンセムといえる。

同曲は、ポップスよりでありながら哀愁を感じさせるブルージーソングで、アフリカ系アメリカ人の奴隷解放を願って歌ったことでも知られている。サビ部分の「新たな夜明け 新たな一日 新たな人生が私に」という歌詞が、新型コロナウイルス危機が1日でも早く終息することを願う、私たちの心情とシンクロする。今こそ聴きたい、力をもらえる一曲だ。

5. 「Wake Up」/アーケイド・ファイア
厚みのあるオルタナロックで、活力を満たそう。

自己隔離中にも新作のレコーディングを続行中だという、カナダを代表するロックバンド、アーケイド・ファイア(Arcade Fire)。2004年にリリースされた「Wake Up」は同バンドの象徴であり、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)との共演でも知られる名曲中の名曲で、ファンならずとも一度は耳にしたことがあるはずだ。

ギター、ベース、ドラム、キーボードといったノーマル編成に、ヴァイオリンやパーカッションまで入った大所帯バンドによる演奏は、オーケストラのような豪華さと迫力がある。そこへツインボーカルとコーラスが混じり合う、オルタナティブロックの最高傑作と言える。「目を覚ませ!!」と叫びたくなるパワーみなぎる1曲だ。

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Text: Kana Miyazawa