元アメリカ大統領のバラク・オバマが、自身の回顧録「約束の地」の出版を記念して、彼の政権時代にヘビロテしていた楽曲のプレイリストをツイッターで公開した。今までにもお気に入りのアーティストや映画をSNSでシェアしてきたが、今回は簡単に視聴できるように初のSporifyプレイリストを作成したのだ。
全20曲からなるプレイリストには、フランク・シナトラやスティービー・ワンダーの名曲から、2008年の就任舞踏会でミシェル・オバマ夫人と踊ったビヨンセ版エタ・ジェイムズの「アット・ラスト」(1961年)まで、多岐にわたるジャンルが選ばれている。なかには、テレワーク中の眠気を冷ましてくれる、エミネムのヒット曲「ルーズ・ユアセルフ」(2002年)も。さらに、ビートルズのシングル曲「ミッシェル」(1965年)も含まれ、オバマのロマンティックな一面も伺える。
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11月17日に発売された回顧録「約束の地」は、初の2巻に及ぶオバマの大統領任務の記録だ。熱心な読書家でもある彼は、プレイリストのほかにもおすすめの本も公開。亡きトニ・モリスンの全集、ジア・トレンティーノのデビューエッセイ集の「トリック・ミラー」(2019年)、イザベル・ウィルカーソンのアメリカの大移動についての研究書「別の太陽のぬくもり」(2010年)、そしてサリー・ルーニーの「ふつうの人々」(2017年)などがその一部だ。
アレサ・フランクリン/『The Weight』
B.B.キング/『The Thrill Is Gone』
ビヨンセ/『ヘイロー』
ビヨンセ/『アットラスト』
ボブ・ディラン/『The Times They Are A-Changin'』
ブルックス&ダン/『Only In America』
ブルース・スプリングスティーン/『The Rising』
エミネム/『ルーズ・ユアセルフ』
フリートウッド・マック/『Rhiannon』
フランク・シナトラ/『Luck Be A Lady』
グロリア・エステファン/『Always Tomorrow』
ジェイ-Z/『My 1st Song』
ジョン・コルトレーン/『My Favourite Things』
マイルス・デイヴィス/『Freddie Freeloader』
フィリップ・フィリップス/『Home』
ザ・ビートルズ/『ミッシェル』
シャーデー/『Cherish The Day』
スティービー・ワンダー/『Signed, Sealed, Delivered』
スティービー・ワンダー/『Sir Duke』
U2/『Beautiful Day』
Text: Kerry McDermott
FROM VOGUE.CO.UK