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今、一番熱い! アジア映画&ドラマをピックアップ。 【笑いとエンタメ vol.1】

今や世界へと拡散している、アジアエンタメの熱気。中でも笑いあり、スリルありの注目映画&ドラマを厳選してお届け。
ドラマ「ヴィンチェンツォ」(2021)

〈右〉「ヴィンチェンツォ」には、2PMのオク・テギョンがインターンとして第一話から出演。物語が進むにつれて裏の顔アリ!? 〈中〉 ソン・ジュンギのスマートさと、ときに見せるコミカルな演技とのギャップに注目。〈左〉「愛の不時着」のチョ・ピス役で大ブレイクしたヤン・ギョンウォンもいい味出してます。Photos: Lee Jae-Won / AFLO (Ok Taecyeon), Getty Images (Song Joong-ki, Yang Kyung-won)

予測不能な展開にハマってしまう韓国エンタメだが、ソン・ジュンギ主演のドラマ「ヴィンチェンツォ」もまた、まさかの不意打ちを食らってしまう作品だ。

というのも、組織抗争から離れて韓国に帰国したイタリアマフィアの顧問弁護士が、独自のスタイルで悪と戦うハードコアな物語かと思いきや、実はコメディというサプライズが待っているから。

映画『同級生マイナス』(2020)

中華圏の映画祭「ゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)」では観客賞、助演男優賞、美術賞を受賞。エンディングで「え!?」となるオリジナル作品。『同級生マイナス』Netflixにて独占配信中。Photo: Netflix

映画界全体が盛り上がりをみせている台湾発の『同級生マイナス』は、40代に差しかかった高校時代の同級生4人の、真面目に生きていても報われない人生を、ユーモアとともに綴るダークコメディ。笑い飛ばせるか否かは、観ている人の状況次第だが。

ドラマ「ボリウッドワイフ~ファビュラスな日々~」(2020)

「ボリウッドワイフ~ファビュラスな日々~」Netflixにて独占配信中。Photo: Netflix

「ボリウッドワイフ~ファビュラスな日々~」は、インド映画ではあまり観ることのない自己主張が強い女性たち4人のセレブライフを覗くことができるドラマ。

これが彼女たちの日常かと思うと恐ろしいが、嘘でも寂しい。そんなところに面白さがあるのかもしれない。 

恋愛よりも感情移入しやすい!?  コメディが目白押し。

映画『奥様は、取り扱い注意』(2021)

2017年に日本テレビ系で放送された人気ドラマ「奥様は、取り扱い注意」の映画版には、岡田健史や前田敦子も出演。『奥様は、取り扱い注意』全国東宝系にて公開中。Photo: © 2020映画「奥様は、取り扱い注意」製作委員会

泣かせてくれるロマンティックな恋愛映画もいいけれど、このご時世だからこそ映画館で思いっきり笑って心を晴れやかにしたい!

日本映画界ではそんな気分にフィットするコメディや、コミカルなヒューマンドラマが目白押しだ。綾瀬はるかと西島秀俊が元特殊工作員と公安エリートを演じてアクションも披露する『奥様は、取り扱い注意』。

映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(2021)

『バイプレイヤーズ〜』のゲストには役所広司や天海祐希なども本人役で出演。Photo:  © 2021「映画 バイプレイヤーズ」製作委員会(配給:東宝映像事業部)

映画とドラマ界を支える俳優たちが本人役で登場する『バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜』は、人気ドラマの劇場版。

『ゾッキ』(2021)

『ゾッキ』のキャストには、吉岡里帆、 鈴木福をはじめ、石坂浩二(特別 出演)や松田龍平ほか多数。Photo: ©2020「ゾッキ」製作委員会(配給:イオンエンターテイメント)

『ゾッキ』は竹中直人、山 田孝之、齊藤工が共同監督を務め、漫画家・大橋裕之の初期作品集を実写映画化した異色コメディ。

『総理の夫』(2021)

総理の夫』では、 少数野党の党首を務める妻(中谷美紀)が内閣総理大臣に。その時、鳥類学者の夫(田中圭)は? 原作は原田マハの『総理の夫 First Gentleman』。Photo: ©2021「総理の夫」製作委員会(配給:東映、日活)

秋には、中谷美紀扮する妻が日本初の女性総理大臣となり、 “ファーストジェントルマン”として奮闘することになった夫を田中圭が演じる 『総理の夫』の公開も控えている。華も実力もある人気俳優たちの意外なケミストリーを、スクリーンで存分に楽しんで。(9月28日公開予定)

Text: Rieko Shibazaki, Mika Hosoya Editor: Mihoko Iida