LE SSERAFIM KAZUHAのリップにフォーカス——ディオールの“チュチュ”、透明感増すリップスティック

「唇に重ねた瞬間、ピンクがすっとなじんで表情まで明るくなりました」。ステージに立ったときの端正なたたずまい。そして、にじむ気品——LE SSERAFIM（ルセラフィム）として活躍するアーティストKAZUHAが纏ったのは、幾度とケアを重ねたようなツヤと温かな血色感を放つ「ディオール アディクト リップスティック」、212番。その名も「TUTU」。なめらかで、どこまでもシアーな印象を醸すピンクは、黄み、赤み、青みをバランスよく兼ねそなえ、どんな唇をもバレリーナのように軽やかに仕上げてくれる。

オフの日でも少しだけメイクをするというKAZUHAさんに塗ってみた感想を聞くと、「気軽に使えますし、毎日纏いたくなる色。うるおいも増していく印象なのでステージでも塗ってみたいです」と、その心地よさを語ってくれた。 

この「TUTU」は、バレリーナが纏うチュチュのニュアンスを繊細に描いたイット・シェードだ。その背景にあるのは、クリスチャン・ディオールのバレエへの情熱、そしてオマージュ。アーティストとして活動する以前はその“チュチュ”を身につけ、華麗なバレエダンスを披露していたKAZUHAさんと、その思考は美しくシンクロする。「練習中もチュチュを着ていましたし、トレーニングを重ねてしなやかな動きを追求していたころを思い出します」と、KAZUHAさんは当時を振り返る。そして、柔らかなトーンでありながらも、どこかエモーショナルな印象すら醸すこのKAZUHAさんのアイメイク、チーク、ネイルカラーも「TUTU」シェードのコレクションとして登場する。

繊細なホログラミック・パールがきらめき、ほんのり青みがにじむシアーなピンクが、目もと、頰、唇、そして指先に。唇は「ディオール アディクト リップ グロウ」をベースとして仕込み、「ディオール アディクト リップスティック」を塗り、仕上げに「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」を上下、中央に重ねると、うるおいに満ちたピュアで立体的な印象のリップメイクが完成する。すべて212番の「TUTU」だ。 

チークには「ディオールスキン ルージュ ブラッシュ」212番、ハイライトには「ディオールスキンフォーエヴァー グロウ マキシマイザー」212番でツヤと血色感を内側に閉じ込め、目もとにも同じアイテムをベースに塗り、「ディオールショウ モノ クルール」の619番をうっすらと重ねアイメイクを仕上げた。「ピンクのメイクはやはり気持ちが盛り上がりますし、小さな頃から好きな色のせいかベーシックなものにしてみたいです」。仕上げのクチュールネイル ラッカー「ディオール ヴェルニ」の212番をそっとネイルに沿わせながら、KAZUHAさんは優しくほほえむ。頰にはわずかな光をキャッチさせている。すると、ピュアな透明感が増していくワントーンメイクアップが完成する。

レイヤードするごとに増す血色感、透明感

どんな肌にもふんわりと寄り添う「TUTU」コレクションは、リップからネイルまでラインナップが揃い、しなやかなピンクメイクを叶えてくれる。軽やかなチュチュとともに舞うバレリーナからインスピレーションを得た、タイムレスでモダンな新しいピンク。頰、唇、まぶたにレイヤードするごとに“高揚感”、“清潔感”、“透明感”が軽快にアップしていく。

唇からエンパワーメントを。自分自身の唇のアイデンティティを尊重しながら、魅力を最大限に引き上げる、新「ディオール アディクト リップスティック」には、ヌード＆ローズの10の新たなカラーが登場する。どのカラーもごく自然に唇になじむニュー・ベーシックだ。「オフのときはリップだけで過ごすこともあり、このカラーを塗れば顔色が明るくなります。ステージでもつけてみたい落ち着いたピンクなのもいいですね」とKAZUHAさんが唇にワンストロークした、120番。落ち着いたトーンゆえ、その持続するうるおい、極上のツヤはより際立っていく。

メゾン ディオールのテキスタイルをリップスティックに——ディオールのアイコニックなパターンをクチュール感覚で持つことができるケースとともに、新10色が発売となる。「普段使いのリップをこんなケースに入れて持ち運べるって、すごく素敵です。バッグの中から出てくるだけでテンションが上がります」

ファッションとシンクロするケースは3種類。今回のアイコンとなる、クラシックな格子柄“カナージュ”のステッチを再現したシアーピンクの「TUTU」に加え、1960年代に誕生し今もなおモダンにアップデートし続ける“オブリーク”柄につつまれた「DIOR OBLIQUE」、「PINKMANIA」からお気に入りをチョイスし、自分だけの“カラー”を差し込む。特別ではない日にも気持ちを高めてくれる、スペシャルなケースだ。

クチュールなアクセサリーとともに纏う、日常のピンク

「ディオール アディクト リップスティック」120番をサッとひと塗り。アイシャドウパレット「ディオールショウ サンク クルール」743番でアイホールをソフトに染め、ナチュラルで優しいまなざしを描く。頰には「ディオールスキン ルージュ ブラッシュ」212番を。「ピンクのリップでメイクをすると主人公になれる気がします！」

熟した果実のような深いピンク、「ディオール アディクト リップスティック」250番にカラーチェンジ。ツヤとともにリップに奥行きが生まれ、ただ甘いだけではない大人の品格が唇に宿る。「このカラーを塗ると、ピンクだけど大人っぽさが加わるので印象を変えたいときにこれでメイクしたいです」と250番もKAZUHAさんの定番入り。目もとには「ディオールショウ モノ クルール」の826番でシックな血色感をプラスさせた。

「忘れないで。私が置いてきたtoe shoes」というリリックとともにコンテンポラリーなダンスを披露した大ヒット曲「ANTIFRAGILE」（2022）。かつてのバレリーナとしての経験を糧に、LE SSERAFIMの一員として華麗に舞うKAZUHAさんは、2025年新たなアルバムを披露する。「新しいアルバム5th Mini Album ‘HOT’は今まで以上に内側の感情を表現しています。これからワールドツアーも始まり、多くの方々にパフォーマンスを披露させていただく予定なので、今はその準備中。一番のお気に入りのこのケース（TUTU）とリップスティックで、気持ちを上げて頑張っていきたいです！」と、内に秘めた情熱はエモーショナルなピンクのメイクアップとシンクロしている。 

ツヤやかな唇に宿るKAZUHAの“意志”。ディオールの一本のリップスティックは、その美しさを格段に輝かせてゆく。