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ビル・カニンガム / Bill Cunningham

ビル・カニンガム(Bill Cunningham)は、1929年3月13日生まれのニューヨークの名物フォトグラファー。1948年ハーバード大学を中退、ニューヨークへ渡り広告業界に就職する。その後、シカゴ・トリビューン紙でファッションに関する記事を書き始め、アズディン・アライアやジャン=ポール・ゴルチエといったブランドをアメリカに紹介することに一役買った。同時期にストリートファッションの撮影を始め、ある日グレタ・ガルボの姿を偶然撮影したことをきっかけにニューヨーク・タイムズ紙の人気ファッションコラム「オン・ザ・ストリート」を始める。以降50年間撮影を続け、ストリートスナップの元祖的存在として今も現役で活躍。彼に撮影されることはファッショニスタにとってのステイタスとされ、アメリカ版ヴォーグのアナ・ウィンターは「私たちは毎朝、ビルのために着るのよ」とコメントしている。2008年にはフランス文化省から芸術文化勲章オフィシエを受勲。2013年にはドキュメンタリー映画「ビル・カニンガム&ニューヨーク」が公開され、知られざる彼の私生活にも注目が集まった。ブルーの作業着と自転車は今や彼のトレードマーク。