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ピエール・カルダン / PIERRE CARDIN

ピエール カルダンが1950年設立したファッションブランド。 1922年イタリア・ヴェネチア生まれ。17歳で渡仏、パカン、スキャパレリなどで経験を積み、ジャン コクトー、ジャンマレーらと知り合い映画「美女と野獣」の衣装を担当。 1946年クリスチャン ディオールの独立に参加後、28歳でアトリエを構えて独立。1953年初のオートクチュールを発表。1954年「バブル・ドレス」で一躍有名になる。1959年にはフランスオートクチュールの会員として初めて「モードの民主化」と呼ばれたプレタポルテを発表。モスクワ赤の広場に20万人の観客を動員し野外ファッションショーを開催。芸術を愛する前衛的な彼らしい演出であった。幾何学的で未来的、革新的で独創的なスタイルを発表し続けた。外国人デザイナーとして初めて日本政府から勲二等瑞宝章を授与される。自らの信念を貫き、時代を先取りする感覚を有したカルダンのこの言葉に全てが集約されている。「私がやってきたことはとにかく非難されてきたが、3年後には模倣されている」。20世紀の偉大なデザイナーの一人。その功績は計り知れないほど大きい。