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レペット / REPETTO

1947年、ローズ・レペットがフランスで設立した自身の名を冠したダンスブランド。パリのオペラ座近くのアトリエでダンスシューズのデザインを始めたことからスタートし、ブランドアイデンティティは「ダンス」。足に手袋をはめているような履き心地が特徴で、多くのバレエ団から愛されている。1956年、ブリジット・バルドーが映画「素直な悪女」で使用する靴をオーダーし、カーマインレッドのフラットバレリーナシューズが誕生、たちまち大ヒット商品となった。70年代にはファッションアイテムとしての靴も展開。靴紐をつけたバージョンのシューズはセルジュ・ゲンズブールも絶賛した。2007年、ブランド設立60周年を迎え、60人の著名人とのコラボレーションを発表。ジャンポール・ゴルチエ、ヘルムト・ラング、マスターマインドなどが参加し、商品の利益は世界のダンススクールに寄付された。2009年、カール・ラガーフェルドとのコラボレーションでフラットサンダルとプラットフォーム・ヒールを発売。2015年にはブランド初となるベビーライン「ミティック・ベベ」が誕生。レペット独自の伝統的なスティッチ&リターン製法によって作られたベビーモデルで、ギフトアイテムとしても注目を集めた。 ■概要 レペット(REPETTO)は、バレエシューズをはじめチュチュやレオタードなど、バレエ用品の分野で絶大な人気を誇るバレエ用品メーカー。パリに設立された当初はバレエやダンスシューズ専門のワークショップだったが、シューズやレオタード、チュチュなど、レペットが生み出す高品質でデザイン性が高い製品が注目され、次第にタウンシューズやバッグなどの製作も手掛けるようになる。現在はバレエダンサーはもちろん、ショービジネス関係者や、一般のユーザーにも高い人気を誇るファッションブランドになっている。特に、縫い目を排除してつま先部分にごろつきを感じないバレエシューズの技術を応用したタウンシューズは、履き心地の良さとハイセンスなデザインで爆発的な人気となり、レペットは一躍有名になった。レペットの製品はセレブリティにもファンが数多く存在し、様々な著名人とコラボレーションして製品を生み出すことでも知られている。 ■特徴 レペットが掲げるブランドアイデンティティの中心になっているのは「ダンス」である。レペットのシューズは、まるで足に手袋を付けているかのような履き心地が大きな特徴。その快適な履き心地から、パリの国立オペラ座やマランダン・バレエビアリッツなど、沢山のバレエ団から高い信頼を得て今もなお愛され続けている。また、レペットの愛用者にはマドンナやソフィア・コッポラ、ケイト・モスやリンジー・ローハンなどファッションアイコンとして有名なセレブリティのファンも多く、ラグジュアリー・ブランドとしての地位を確立している。レペットのファンの中には、世界各国のバレエ団のトップスターに加えて、ブリジット・バルドーやカトリーヌ・ドヌーブ、セルジュ・ゲンズブールやジェーン・バーキン、ジョニー・ホリディといった、名だたる人物が名前を連ねる。レペットの製品の魅力は伝統的な「スティッチ&リターン」(縫ってからひっくり返す)製法だが、大人用はもちろんベビーモデルも展開しており、ギフト用のアイテムとしても注目が集まっている。 ■歴史 1947年、名の知られたバレエダンサーで振付家のローラン・プティの母親ローズ・レペットがパリの一角に部屋を借り、バレエやダンス用シューズのワークショップをオープンしたのが レペットの始まり。1956年には、映画「素直な悪女」で用いる靴をブリジット・バルドーがリクエストし、カーマインレッドが美しいフラットバレリーナシューズが誕生する。この靴は瞬く間に大ヒットとなり、70年代に入るとファッションアイテムとして使える靴も展開するようになった。2007年にはブランド設立から60周年を迎え、60名の著名人とコラボレーションを発表する。ジャンポール・ゴルチエやヘルムト・ラング、マスターマインドなども参加し、商品の利益を世界のダンススクールに寄付した。2009年に入ると、カール・ラガーフェルドとコラボレーションしてフラットサンダルおよびプラットフォーム・ヒールをリリース。2015年にはレペット初のベビーライン「ミティック・ベベ」をスタートし、現在に至るまで幅広い年代のファンに支持されている。 ■デザイナー レペットで有名なのは、女優ブリジット・バルドーのリクエストに応じ、ローズ・レペット自身がデザインを担当したバレリーナシューズだ。ローズ・レペットは、上品で抜群の履き心地を叶える靴を多くデザインしたが、1999年に現在レペットのCEOになっているジャン=マルク・ゴーシェ氏に買収されて以降、「イッセイミヤケ」や「ヨウジヤマモト」など外部のデザイナーとも積極的にコラボレーションを展開。その後も、世界各国の著名人とコラボレーションした製品を次々とプロデュースしており、ジャン・ポール・ゴルチエやマーク・ジェイコブス、ヘルムート・ラングやプロエンザ・スクーラーなどに加えて、川久保玲や皆川明など日本人のデザイナーともコラボレーションを行う。 ■商品ラインナップ 現在レペットでは1日におよそ2000足、年間で約60万足ものバレエシューズを製作しており、業界では50%のシェアを築いている。商品ラインナップには、バレエシューズやダンスシューズをはじめ、レオタードやチュチュ、Tシャツやレッスンパンツなどのダンスウェア、タウンシューズの他にバッグも展開。バッグに関しては、ダンスバッグやレザーバッグ以外にコットンバッグやキャンバスバッグ、トートバッグからボストンバッグに至るまで豊富な品揃えが用意されている。日本で人気が高い商品については、バレエシューズやフラットシューズ、タウンシューズやレオタード、バッグなど。バレエ関係者だけでなく、ファッションに敏感なユーザーに人気だ。 ■日本での活動 レペットは世界各国に店舗を構えているが、2012年には日本でも初となる路面店をオープンさせている。銀座で展開している「Repetto 銀座店」では、レペットのパリ本店と同様の店構えになっており、バレエ用のレッスンスタジオを思わせるフローリングのフロアや壁面に大きな鏡があるのが特徴的。レペットのフルカテゴリーを網羅した品揃えで、バレリーナシューズをオーダーメイドする「アトリエレペット」が導入された。銀座店の1階は天井が高く設計されており、パリのオペラ座を思わせる赤のベルベットのカーテンなど、バレエスタジオさながらの雰囲気を演出。2階の「アトリエレペット」では、タウン用のバレリーナシューズをカスタムオーダーできる。1階から2階に続く棚には、1700足以上ものトゥーシューズが展示され、レディスだけでなくメンズやキッズのタウンシューズも展開している。 ★レペットに関連する注目記事: ・レペットの新作バッグ、シックな日本限定カラーが登場!レペットからベビーライン「ミティック・べべ」がデビュー!レペットから、スターが煌めくクリスマスコレクションが登場。 ★レペットに関連するサイト: ・VOGUE GIRL