ファーをあしらった純白のプリンセスドレス
1960年12月15日、サン・ミッシェル大聖堂で結婚式を挙げたファビオラ王妃。頭上には、ベルギー王室の王妃しか身につけることができないという伝統のティアラが眩く輝きを放った。
クリストバル・バレンシアガがデザインしたドレスは、冬のロイヤルウエディングにふさわしいムードたっぷり。ネックライン、ウエスト、マントのようなロングトレーン......柔らかくふんわりとしたドレスのディテールは、温かみのある優美さにあふれて。重厚感のあるドレスながらも、どこか親しみやすさを感じるのは、七分袖の絶妙なバランスがポイントになっているからだ。
ドレスに合わせたオフホワイトのグローブ、ボリュームのあるヴェール、可憐な小ぶりのブーケ。冬の季節にもぴったりな花嫁ルックを披露した。
さて、このスタイルを今叶えるなら......?
花びらのように可憐な華やぎをプラス
花びらを重ねたようなラッフルボレロを組み合わせたAラインドレスは、ファビオラ王妃のドレスのように顔周りやネックラインにフェミニンな華やかさを添えてくれる。二段フリルをあしらったミディ丈のスカートは、こなれたおしゃれ感を演出。お気に入りのシューズを合わせて、こだわりのブライズスタイルを完成させて。
上質さが生み出す、エレガンス
上質な艶とハリが魅力のミカドシルクを用いたドレス。ボートネックに七分袖、ボックスプリーツのスカートで軽やかでモダンな仕上がりに。ウエストをマークしたリボンもキュートなアクセントだ。
ビッグリボンで魅せる、ワンランク上の花嫁スタイル
ドレープをあしらったオフショルダーが美しいボールガウンは、オートクチュールブランド、エリー サーブ(ELIE SAAB)のブライダルコレクションからの一着。気品あふれるフロントデザインもさることながら、バックデザインの愛らしさが目を引く。背中にあしらったビッグリボンは、ファビオラ王妃のような印象的な後ろ姿を演出して。
バックスタイルは大胆に。ギャップで魅せる術
アントニオ リーヴァ(ANTONIO RIVA)のシグネチャーデザインでもある、帯のようなアーキテクチュラルなトレーンを備えたAラインドレス。360度どこから見られてもドラマティックなドレスは、大きめの披露宴会場にぴったり。また、ファビオラ王妃のドレスと同じボートネックは、首元や鎖骨ラインをすっきりと美しく見せてくれる効果も発揮。凛とした立ち姿を演出するのにふさわしい、エレガントな一着だ。
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Editor: Erisa Arimai