WEDDING / FEATURE

結婚をテーマにした名作映画10選。プレ花嫁はウエディングムービーから何を学ぶ?

結婚を控えたプレ花嫁なら絶対に観ておきたい名作映画の10選。ストーリーからの学びはもちろん、ウエディングシーンの会場装飾、ブーケ、ブライズメイドたちの装いなど、ウエディングムービーはまさに花嫁のためのアイデアの宝庫なのである。
結婚をテーマにした名作映画10選。プレ花嫁はウエディングムービーから何を学ぶ?

結婚式とは、愛と人生を左右する決断に満ちた、人生最大の日として語られるもの。そう、結婚とは映画のプロット展開にも最適なシナリオなのだ!

というわけで、今回は大人気ロマンティックコメディからアカデミー賞ノミネート作品まで、結婚をテーマにした不朽の名作をご紹介。

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年)

© Universal / Courtesy Everett Collection

アカデミー賞にもノミネートされた名作コメディ。パン職人のアニーが、友人リリアンのブライズメイドを依頼されるところから物語は始まる。問題は、リリアンの友人の一人であるヘレン。彼女は、自分こそがブライズメイドにふさわしいと思っていたのだ。ブライダル文化と友情を痛烈に、そして面白おかしく描いた『ブライズメイズ』は名コメディエンヌ、クリステン・ウィグの最高傑作としても名高い。

バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!(2012年)

Courtesy Everett Collection

ドラマ仕立ての「バチェロレッテ」は、リーガン(キルスティン・ダンスト)、ゲーナ(リジー・キャプラン)、ケイティ(アイラ・フィッシャー)が、友人(レベル・ウィルソン)の結婚式に向けて酔った勢いで繰り広げる逃亡劇を描いた作品。4人の関係は嫉妬、同情そして優越感と劣等感によって定義されている。登場人物は冷酷、さらに辛辣なコメディとあって笑うのと同じくらいイヤ〜な気持ちにもなる作品だ。

ハングオーバー!(2009年)

© Warner Bros / Courtesy Everett Collection

映画『ハングオーバー』は、たとえ観たことがない人でもその名は知っているはず。コメディ演技と脚本において高い評価を得た本作品は、不朽の名作として語り継がれているからだ。友人たち、それに新婦の一匹狼の弟が、独身最後のパーティーのためにラスベガスへ向かう。翌朝、彼らは何も覚えていない。新郎をどこに置いてきたかも含めて。結婚式まで48時間、新婦にバレる前に彼を見つけなければならない!というコミカルなストーリー。

マイ・ビッグ・ファット・ウェディング(2002年)

MY BIG FAT GREEK WEDDING, Nia Vardalos, John Corbett, 2002, ©IFC Films/courtesy Everett Collection

主人公トゥーラの両親は、彼女には同じギリシャ人男性との結婚を望むが、彼女が恋に落ちたのはジョン・コーベット演じるアメリカ人のイアン。文化の違いや家族の融和をコミカルに描いた『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』は、コメディでありながら異文化間カップルのための教科書的なストーリー。パートナーと異なるバックグラウンドや文化を持つ人は特に要チェックの作品だ。

ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年)

Courtesy Everett Collection

ジュリア・ロバーツ演じるジュールズは、親友のマイケルと「28歳までにお互いが未婚だったら結婚する」という約束をしていた。しかしジュールズの28歳の誕生日の3週間前、彼女のもとにマイケルが他の人と婚約したと電話がかかってくる。慌てたジュールズは2人を別れさせようとシカゴに飛び立つが……そこから始まる痛快な物語は、時代を超え今もロマコメの金字塔として愛されている。

ブライダル・ウォーズ(2009年)

© 20th Century Fox / Courtesy Everett Collection

エマとリヴは親友同士だが、偶然にも結婚式の日取りと、そして名門のプラザホテルという会場が重なってしまう。結婚式をめぐって繰りひろげられる女同士の過激な争いを、ケイト・ハドソンとアン・ハサウェイの人気女優の競演が描くコメディ。劇中に登場するヴェラ・ウォンドレス「バレリーナ」はこの作品をきっかけに全世界で大人気に。

幸せになるための27のドレス(2008年)

© 20th Century Fox / Courtesy Everett Collection

キャサリン・ハイグル演じるジェーンは、これまで27回もブライズメイドを務めてきた。それはもはや「趣味・特技」とも言える領域に。そんな中、ひょんなことから密かに想いを寄せていた上司と妹が結婚することになり、ショックを隠して2人の結婚準備に奔走するジェーンだったが......。かの『プラダを着た悪魔』の製作スタッフによるロマンティック・コメディ。

メランコリア(2011年)

© Magnolia Pictures / Courtesy Everett Collection

『メランコリア』はここに紹介している他のラブコメディーとは全く異なる作品。主人公のジュスティーヌが結婚式の最中に、地球に衝突しようとしている悪玉惑星の存在を知り、自分の人生を見つめ直すというダークな終末ドラマだ。ラース・フォン・トリアー監督の代表作のひとつであり、主演のキルスティン・ダンストの演技も高く評価されている。

マンマ・ミーア!(2008年)

© Universal / Courtesy Everett Collection

自分の父親が誰なのかわからないソフィー(アマンダ・セイフライド)は、それを知るためにギリシャののどかな島で開かれる結婚式に「父親かもしれない3人の男性」を招待する。残念ながらアカデミー賞には「見ていて最も楽しい映画」という賞はないが、もしあれば『マンマ・ミーア!』がその賞を獲得していたかもしれない。ABBAの音楽が彩るハッピー・ミュージカル。

フォー・ウェディング(1994年)

© Gramercy Pictures / Courtesy Everett Collection

タイトルが示すように、この映画は4つの結婚式(と1つの葬式)を舞台に展開されるストーリー。ヒュー・グラントがリチャード・カーティス監督(その後ヒューとともに『ノッティングヒルの恋人』や『ブリジット・ジョーンズの日記』を制作)と初めて作った作品で、彼を一躍有名にした名作である。今日に至るまで、史上最高のイギリス映画の一つと称されている。

Text:  Elise Taylor   From: VOGUE.com   Adaptation: Mayumi Nakamura