千葉・内房にオープンした「ボタニカル・プール・クラブ(BOTANICAL POOL CLUB)」は、プールクラブをテーマにした宿泊施設。宿泊者だけに開かれた⼀本道を登った丘の頂上に位置し、⻘々とした美しい海を⾒下ろす場所に佇む。そしてその主役は、施設中央にある2つのプール。全⻑40mのインフィニティプール「ブラック・プール」や、炎を囲う「シグニチャー・プール」など、ユニークな屋外温⽔プールをオールシーズン楽しむことができる。
⾵に揺られるパームツリーやプールに灯される炎が鏡のように映し出され、幻想的な世界が広がるブラック・プール。一方で、シグニチャー・プールにはパラソルやプールベッドの他、プライベートな空間で仕切られた「プール・ハウス」が配置され、思い思いの時間を過ごすことができる。プールに併設するプールサイドバーでは、オリジナルカクテルをはじめ、プールシーンをより贅沢なものにするドリンクを提供する。そしてサンセットタイムには、⽔平線にゆっくり沈む⼣陽を独り占めできる特等席に座り、心を浄化する安らかなひとときを味わえる。
総⾯積1万平⽶の広⼤な施設は、プラントハンターとして活躍する⻄畠清順が手がけた、多種多彩な植物が集結するランドスケープに彩られている。南国調の植物が多く育つ房総半島の⾵⼟に合わせて植栽したヤシの⽊を中⼼に、300種類を超える個性豊かな植物が共存。いまだかつて⾒たこともない、パラダイスのようなドラマチックな世界を演出する。さらに、ジャスミン、マグノリアなど、季節ごとに⾹りを放つ花々を忍ばせるなど、視覚だけに終わらない⻄畠ならではの遊び⼼もふんだんに散りばめた。
客室へは、アイコニックな植物で溢れた吹き抜けの宿泊棟のロビーを抜けるとたどり着く。客室は5タイプ21室あり、シグニチャー・プールを眺められる部屋や、テラス付きの客室など、過ごし方に合わせて選ぶことができる。ドッグフレンドリールームも3室あり、ドッグランも完備。いずれの部屋からも、⽔着とプールローブを⽻織り、好きな時間、好きなタイミングに、好きなだけプールを堪能できるのは同施設ならでは。ゲストルームや共⽤スペースの床やソファは耐⽔仕様なので、楽しい余韻に浸りながら⽔着のまま寛げるのもうれしい。
食事はバラエティ豊富であり、かつ個性豊かだ。「ノーコード(NO CODE)」の⽶澤⽂雄シェフ監修のBBQや、「酒井商会」酒井英彰シェフ監修の⽕鍋など、ボタニカル・プール・クラブでしか味わえない、心ときめくフードメニューがずらり。朝⾷には⽶澤シェフ監修のサンドイッチやスープも楽しめる。
大人のための空間でプールを楽しみまくる、そんな時間にどっぷりと身をゆだねたい。
ボタニカル・プール・クラブ(BOTANICAL POOL CLUB)
開業⽇/8⽉25⽇(⾦)
住所/千葉県安房郡鋸南町下佐久間1510-2
http://botanicalpoolclub.com
・宿泊者限定施設のため、プールのみの利⽤は不可
Text: Aya Hasegawa