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玉虫細工を施したお重で頂く、星のや東京の「Nipponキュイジーヌ 苺薫るアフタヌーンティー」

3年前より宿泊者限定で、春と秋をメインにアフタヌーンティーを提供している星のや東京。2024年も1月7日(日)から4月30日(火)まで、「Nipponキュイジーヌ 苺薫るアフタヌーンティー」を販売する。

幕府を支えた名門・酒井家の上屋敷跡に建つ星のや東京は、江戸文化を代表する茶の湯の茶事を現代流に表現したアフタヌーンティーを提案している。2024年1月からは「Nipponキュイジーヌ 苺薫るアフタヌーンティー」を提供。10種類のミニャルディーズで、いちごの奥深い魅力が楽しめる。

濃茶の菓子器に縁高(ふちだか)のお重が使われてきた歴史をふまえ、同アフタヌーンティーには、古代の日本建築を知る上で重要な遺品である法隆寺の玉虫厨子(たまむしのずし)にも使われ、推古天皇の御物(ぎょぶつ)とも言われている玉虫細工を施した重箱を使用。このアフタヌーンティーのためにオリジナルで作ってもらったという漆塗りのお重には、1mm四方にカットされた玉虫の羽が散りばめられ、目を奪われるほどの輝きを放つ。

「Nipponキュイジーヌ 苺薫るアフタヌーンティー」は、江戸文化を代表する茶の湯を現代に表現。茶事の流れに沿って点心・主菓子・干菓子の順に提供。

主菓子と干菓子にあたる10種類のミニャルディーズすべてに旬のいちごを使用する。シューの中にいちごのクリームを入れて重ねた、フランスの伝統的なお菓子「苺のルリジューズ」や、甘酒を練りこんだ生地にいちごのコンフィチュールを入れて焼きあげた「苺のフィナンシェ」など、甘みと酸味を生かし、それぞれ異なるいちごの食感や味わいが楽しめる。点心には、締め鯵の押し寿司、鯛の煎り酒漬けと梅肉の押し寿司など4種の押し寿司を用意した。

なお、点心、主菓子、干菓子とそれぞれに合わせたペアリングのドリンクを提供。点心には、いちごのシロップとスパークリング日本酒カクテルを合わせる。主菓子にペアリングするのは、茶事のメイン・濃茶と同じように分け合って楽しめるフレンチプレスで淹れたオリジナルコーヒーだ。スペシャルティコーヒー専門店 猿田彦珈琲の協力の元、このアフタヌーンティーのために、豆や焙煎度合いを選定。干菓子は、香ばしい薪火(まきび)晩茶と共に味わうことができる。

Photo: Nacasa & Partners inc.

Nipponキュイジーヌ 苺薫るアフタヌーンティー
提供期間/2024年1月7日(日)~4月30日(火)
提供場所/星のや東京 2階畳の間 東京都千代田区大手町1-9-1
提供開始時間/13:00
定員/1日1組(2名) 
料金/1名 12,000円(税・サービス料込)、宿泊料別
内容/「Nipponキュイジーヌ 苺薫るアフタヌーンティー」(点心、ミニャルディーズ10種、落雁、スパークリング日本酒、オリジナルブレンドコーヒー、薪火晩茶)
予約/公式サイトにて
・3日前までに要予約
・状況によりメニューの内容、食材が一部変更になる場合あり

Text: Aya Hasegawa