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リサイクル率日本一の街に滞在し、環境負荷の少ない暮らしを学ぼう

リサイクル率で日本一の⿅児島県⼤崎町は、2023年度から循環型社会「サーキュラーヴィレッジ・大崎町」を展開している。その第1弾として、町民の生活を体験できる宿泊施設「circular village hostel GURURI」が完成した。

環境負荷の軽減に力を入れ、リサイクル率日本一を14回も獲得している鹿児島県大崎町。25年間続く、独自の家庭ごみ分別の取り組みが特に関心を集めている。そんな大崎町に「資源がぐるりと巡る未来の暮らし」をテーマにした宿泊施設がオープンする。

「サーキュラーヴィレッジホステルグルリ」は、元県職員住宅を改修とリノベーションによって再利用した、分別体験を主軸とする「体験型宿泊施設」だ。町内外のさまざまな人にとっての「みんなが集える別荘」という位置づけを目指し、大崎町が独自に取り組む分別方法を体験できるだけでなく、高い断熱性や地域内資源循環を目指した内装など 「大崎町らしい建物」として、環境負荷を軽減するさまざまな工夫が施されている。

大きなアイランドキッチンは改修時に出た廃材等を活用。また建物全体としては「自分たちで使うエネルギーを自分たちで作る」を掲げ、再生可能エネルギーの利用を推進し、リユース太陽光パネル、及び木質バイオマスによる給湯設備を導入している。家具や家電等のインテリアに関しても従来的な消費行動にならないことを意識し、地域にある資源の活用(地産地消)や資源循環に即したサービスの導入を行う。

一般のゲストが宿泊できるグランドオープンは、2024年4月を予定している。