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本場アメリカからトップスターらが来日。抑圧からの解放を謳う、バーレスクの公演が全国4カ所で開催

時代とともに変化してきた現代アメリカンバーレスク。「すべての体は美しい」を掲げる新しいエンターテイメントとして、歴史的な来日ツアー「The American Burlesque」が、3月29日(金)〜4月6日(土)まで東京、沖縄、大阪で行われる。

バーレスクは16世紀にヨーロッパで誕生した大衆エンタテインメントだ。風刺やパロディを特徴とする文学・戯曲のジャンルに端を発する。19世紀にはアメリカでコメディやストリップティーズ(観客を焦らしながら衣装を脱いでいく)を取り入れたバラエティショーの形式として定着し、発展した。20世紀に入って国民的人気を誇るスターを数多く輩出するも、時代とともに衰退。しかし、1990年頃にバーレスクの再評価が始まり、「ネオバーレスク」ムーブメントとしてアメリカを中心に新たなバーレスクが興隆した。

21世紀になると、それまで主流だった白人女性のダンサーによるパフォーマンスに加え、人種、ジェンダー、セクシュアリティ、体型、障がいなどを超えたパフォーマーが登場するように。時代とともに変化を遂げ、「すべての体は美しい」を掲げる多様性溢れたエンタテイメントとしての性質を強めている。

今回の招聘公演「The American Burlesque」は、東京入管が初めてバーレスクに興行ビザの許可を出した歴史的な事例となる。抑圧からの解放を謳うムーブメントとしての勢いを増し、誰もが祝福されるバーレスクの世界を堪能しよう。

開催日/3月29日(金)東京 新宿、3月30日(土)、沖縄 那覇、4月5日(金)、大阪 心斎橋、4月6日(土) 東京 吉祥寺
・詳細は公式HPで確認を
https://www.theamericanburlesque.com/

Text: Aya Hasegawa