「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」展では、モネやルノワールに代表される印象派、マティスなどフォーヴィスムの名作に加え、現代アートまで幅広く展示。さらに、近年、ポーラ美術館に収蔵された10点の初公開作品にも注目だ。19世紀にはじまる色彩論や絵具の革新に触れ、科学や技術が芸術に与えた影響をひもとく構成となっている。
光と色の繊細な関係を捉えた杉本博司の『Opticks』シリーズは見どころのひとつ。現代の作家たちの挑戦的な色彩表現も数多く展示され、来場者は多様な視点から色彩の魅力を楽しむことができる。
広報担当は同展について、「色彩を通じて観る者の感性を刺激する展覧会です。約150年にわたる色彩表現の変化や多様性をぜひご体感ください」とコメント。芸術と色彩の深い関係を探る同展は、五感を揺さぶる体験となるはず。冬から春にかけて、箱根の美しい自然とともに、豊かな色彩の世界を堪能してみては。
カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ
開催期間/~ 2025年5月18日(日)、会期中無休
開催場所/ポーラ美術館 展示室1、2、3、アトリウム ギャラリー 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
営業時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金/大人2,200円、大学・高校生1,700円、中学生以下 無料
Tel./0460-84-2111
Text: Aya Hasegawa
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