これまでに100を超えるノミネートから40もの賞を受賞しているアン・ハサウェイ。レッドカーペットではそのシックな装いで常に注目の的となってきた。来たるアワードシーズン、ハサウェイの名はノミネートリストに載っていないが、それでも彼女の存在感が薄れることはない。
つい先日、上海で開催されたブルガリ(BVLGARI)のインフィニティ・サーペンツ・エキシビションに出席した際は、彫刻のようなオスカー・デ・ラ・レンタ(OSCAR DE LA RENTA)のゴールドガウンを身に纏い、黄金の女神を想起させる姿で会場の視線を独占した。長年のコラボレーターであり友人でもあるスタイリストのエリン・ウォルシュが足もとにスタイリングしたのは、クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)によるクロコ型押しのピープトゥサンダル。そしてもちろん、ジュエリーはブルガリで統一し、蛇が絡み合うようにデザインされたゴールドとシルバーのネックレス、リングとピアスで飾った。
第82回ゴールデン・グローブ賞で証明されたように、ゴールドは勝利を象徴するカラーだ。映画『The Substance(原題)』で同賞を初受賞したデミ・ムーアをはじめ、アリアナ・グランデ、エル・ファニング、ケイト・ブランシェットらもこの色に身を包んでいたことも記憶に新しい。
ハサウェイにとってこのアワードシーズンは静かなものだが、今年は『プラダを着た悪魔』の続編や 『プリティ・プリンセス』第3弾を含む6本の作品の進行を予定している。また、スタジオA24によるメロドラマ映画『Mother Mary(原題)』への出演も控えており、2025年は彼女のスクリーンでの活躍を大いに見られることになるだろう。
Text: Anna Cafolla Adaptation: Motoko Fujita
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