毎週のように新しいネイルトレンドが登場しているように思えるかもしれないが、なかには本当に根強い人気を誇るものがある。そのひとつに挙げられるのが、ふんわり柔らかな印象を放つ「ベイビーブーマーネイル」だ。名前の由来は諸説あるが、戦後に流行したことにちなんでいるといわれ、時に「フレンチフェード」や「オンブレフレンチ」とも呼ばれる。
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このべイビーブーマーネイルについて、クラシックなフレンチをアレンジしたものだと話すのは、ソフィア・リッチーのブライダルネイルを手がけたロンドン拠点のジョージア・レイ。その違いは、色の使い方にあるそうだ。「フレンチには、ナチュラルなベースシェードとホワイトチップの間にはっきりとしたラインがあるのに対し、ベイビーブーマーは2色を混ぜ合わせ、オンブレやソンブレ効果を作ったものです」
このデザインは、1940年代に一般的だったアーモンドシェイプの人気の高まりを受けてカムバックを果たしたもので、その形もエレガントに魅せる重要な要素。ジェルを使うというレイは、その作り方をこう説明する。「肌の色を引き立てるピンクの色合いで、少し透明感のあるベースシェードを塗ります。白のシェードには顔料パウダーを使い、爪の先端に軽くブラシでのせ、好みの仕上がりになるまで端から徐々に下へとグラデーションを作っていきます」
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べイビーブーマーネイルはセルフでも簡単にできるのもうれしいポイント。メイクアップスポンジを使ってクリーミーなホワイトのポリッシュをピンクのベースの上にそっとのせ、爪の先端にかけて濃くしていくだけ。仕上げにクリアのトップコートで艶を出したら、あっという間に完成だ。
Text: Lauren Murdock-Smith Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK
