あなたはどれを選ぶ? 現代のサロン事情を調査
タイパ重視なムードを反映してか、今では女子高生が初めてのバイト代を握りしめて脱毛サロンに行く時代に。そんな世相を反映して、脱毛サロンやクリニックは増える一方だ。けれど、脱毛をしていく過程で予想外のことが起きたり、「やっぱり残しておけばよかった」という声もちらほら。「VIOについて言えば、脱毛したことで経血が食い止められにくくなり、伝いモレしたのは想定外でしたね。といっても、生理のときに洗いやすかったりムレやニオイがこもりにくい快適さのほうが大きかったのですが。また、VIO脱毛の前には剃りますから、術後はチクチク期間があります。その後に抜け始めるので私はそれをプチプチ抜くのを楽しんでいましたが、それが嫌な方は、シュガーリングやワックスのほうがいいかも」(バービーさん)
また、VIO脱毛をしたのはいいけれど、見えるようになったことで黒ずみが気になったり、エイジングによるたるみが一目瞭然になってしまったので「少し残せばよかった」という人もいる。一時期のVIO脱毛ブームが落ち着いた現在、「まったく毛がないと温泉などで浮くから」と、I・Oは完全脱毛しつつ、Vラインは整える程度という人が主流のよう。
もうひとつ、サロンを選ぶときに重要なポイントとして話しやすさや心地よさを挙げてくれたのはHIKARIさんだ。「パパッと毛の処理をするだけのほうが気楽という方もいらっしゃいますが、大事な部分を見させていただくわけですから、私は心も開けるサロンでありたいなと思っています。友達にも家族にも話せないことをおしゃべりしたり、頑張りすぎな方には香りでリラックスしていただいたり。特に日本人は真面目な国民性ゆえか自分の気持ちに気づきにくくなっていると思うので、ケアを通じて体が心地よく感じられれば、と願っています」
ワックス脱毛のパイオニア
まだ日本でVIO脱毛という言葉もなかった時代から、初のデリケートゾーンケアサロンとして女性の悩みに向き合ってきたのがこちら。続けるほどにヘアが細く柔らかくなってくるので、完全脱毛ではなく少し整えたいという人にはぴったり。ワックスにエステ光脱毛を組み合わせたメニューもあり、ボディヘアの形や毛量に悩んでいるなら相談の価値あり。婦人科ドクターとデリケートゾーンケアアイテムを共同開発するなど、女性のライフスタイルに寄り添ってくれるきめ細かさで人気だ。
ピュビケアサロン白金台
東京都港区白金台4-5-7 サンストン白金台205
03-6450-3434
10:00~22:00
www.pubicare.jp
シュガーリングで環境にも優しく
無農薬のレモン・砂糖・水のみのシュガーペーストを塗布し、ボディヘアと一緒に不要な角質もオフするシュガーリング脱毛。環境問題に関心が高いヨーロッパなどで広まっている。施術では温めたペーストやオーガニックコットンのシーツを使用。主宰するHIKARIさんの人柄がにじむ心地よい空間で、オーガニックやヴィーガンを取り入れている若い顧客も多数。「施術の性質上たとえば乾きやニオイのトラブル、病気、性などの悩みも自然と話すことがあります。自分の体や心に向き合う時間になると思いますよ」
SUGARISTA TOKYO Omotesando
東京都港区南青山3-8-9 Room青山201
9:00~20:00
www.sugaristatokyo.com
ケアも治療も叶う婦人科
婦人科の診察はもちろんだけれど、小児科や内科、泌尿器科なども幅広く相談できるクリニック。海老根院長の「人生をまるごと支える」というポリシーのもとで、デリケートゾーンの悩みにもとことん寄り添ってくれる。VIOの脱毛も婦人科の内診台で行うため、細部まできちんとケアできるのもありがたい。また、未病のかゆみやニオイ、あるいは毛嚢炎といった症状がVIO脱毛で改善するケースも。医療脱毛をきっかけに通院する習慣ができたという人も多い、開かれたクリニックなのだ。
白金高輪海老根ウィメンズクリニック
東京都港区高輪1-2-17 高輪梶ビル7F
03-5789-2590
8:30~13:00、15:00~19:00(土・日、祝日~17:00)
www.ebine-womens-clinic.com
話を聞いたのは……
HIKARI
ヒカリ。環境にも優しく、妊婦でも受けられるほどマイルドなシュガーリングに惚れ込みサロン「SUGARISTA TOKYO」を創設。現在はヨーロッパをベースにしつつ、他人目線ではない自分のためのビューティーについて発信中。
BARBIE
バービー。お笑いコンビ「フォーリンラブ」として活躍する傍ら、エッセイやYouTube「バービーちゃんねる」などで多彩に活躍。美容医療情報やジェンダーとの向き合い方の発信にも多くのファンが。
Text: Satoko Takamizawa Editor: Risa Yamaguchi
※『VOGUE JAPAN』2024年7月号「2024年度版、ボディヘアの最適解」転載記事。
