気取りすぎないレッドリップの選び方
秋冬のファッションに合わせて取り入れたいけれど、“頑張ってる感”が出そうで気恥ずかしい……赤リップはどんなファッション、気分のときにつけるといい?
「ステイトメントリップは、私にとってはナチュラルカラーの延長で、肌を“プロデュース”するような存在。パキッと視線を集める効果もあるけれど、初心者ならティント的なつけ方で取り入れてみて。それに、赤リップはアクセサリーとしてその日のルックを完成させてくれる役割も。例えばオールブラック、スーツ、ほかにも構築的なファッションやマスキュリンなルック、フェミニンなルックにも対応できます」と、バイレード(BYREDO)のクリエイティブイメージ&メイクアップパートナーを務めるルチア・ピカ。
「色を恐れないで。ハッピーな気持ちやプレイフルな気分を味わえるし、ルックに力強さを与えてくれるから」と、ブライトカラーのリップの魅力を語る。ルチア自身も、赤リップを上手につけているイメージがあるけれど、普段からいつも赤リップメイクなの?
「今日はインタビューだからつけているけど、毎日つけているわけではないのよ(笑)。バイレードの『リップスティック サテン』の『レドレンス』がお気に入りで今日もつけているんだけど、明るすぎなくて強さもあってウェアラブル。普段からブラウニートーンの赤やローズをよくつけています」
そして、「どんな色を選ぶかは、その日あなたのどんな一面を引き出したいか次第」と続ける、ルチア。「スキントーンと気分に合ったカラーを選ぶのがいいけれど、ブラウニーレッドは日本人の女性にも人気だしおすすめのシェードです」
今シーズン、バイレードから新しくサテン、マットの2つのテクスチャーのリップが登場。それぞれの魅力についてルチアは、「サテンは本当にウェアラブルで、まるで香りのように記憶に刻み込まれるような、魅惑的なリップを目指しました。纏う人の記憶や印象と結びついて、その人自身のシグネチャーになるような、そんな抽象的なコンセプトでクリエイトしました。顔や表情、所作までを魅力的に見せるようなリップスティックを作りたかったのです」と話す。
一方、『リップスティック マット』については、「きしみ感がまったくなくバームのようにクリーミーで、モダンな発色が長時間持続します。サテンもマットも、どちらのテクスチャーも快適で乾かず、どんな肌色にも馴染むような発色を意識しました。そしてパッケージはレフィラブルな仕様です」
鮮やかな赤リップをつけるときのテクニック
「丁寧にスキンケアして肌を整え、ファンデーションやコンシーラーは控えめに。赤リップはグロウで透明感のあるベースメイクと相性がいいですよ。アイメイクは、アイライナーとマスカラをさりげなく。リップカラーを頬にも少し馴染ませてもいいですよ。個性を決して隠さず、あなた自身を引き立てるメイクが完成します」と、赤リップのときのトータルメイクについても教えてくれたルチア。
「口紅は、女性にとってのシグネチャーのような存在だと思うわ」。その人のもつ魅力は、多面的。だからこそ似合う色はこれ、と決めつけすぎずリップメイクをアップデートするのがモードだし、楽しい。これぞ私の色!と思える運命の口紅が見つかれば、個性とシンクロして一層あなたの魅力を周りにも強く印象づけることができるだろう。
問い合わせ先/バイレード ジャパン 03-6450-5873
www.byredo.com
Editor: Rieko Kosai
READ MORE
- 「見えないところにまでラグジュアリーを追及する」。俳優・宮沢氷魚が紐解く、シャネルのデザインの真髄【前編】
- 蜜のようにとろける質感に感動。唇を潤しながら彩るイプサの限定リップオイル
- 星屑のような輝きを閉じ込めた、アルマーニ ビューティの秋の限定コレクションに魅了
- 2024年秋冬のメイクトレンドを総括。押さえておきたい5つのキーワード
- 2024年秋冬のリップは“完熟度70%”カラーが旬!プロが色と塗り方をレクチャー
- 2024年秋冬ランウェイ発。プラムカラーで仕上げる魅惑のリップ
- 秋は新作リップが大充実! 洗練されたモードな口もとを手軽にゲットして【プチプラ最旬コスメ vol.29】
- VOGUEエディターおすすめの記事が届く── ニュースレターに登録