Trend 1:プラムカラーのリップで、セクシーな魅力とコントラストを演出
今季、リップメイクでは、青みを帯びたプラムカラーがトレンドとして注目されている。プラムリップの表現のバリエーションはサテンやマット、シアーとさまざま。例えばサテンなら、アナ スイ(ANNA SUI)の2024-25年秋冬のランウェイメイクがその好例だ。また今シーズンは、ナーズ(NARS)やゲラン(GUERLAIN)、M・A・C(メイクアップ アート コスメティックス)など多くの人気ブランドが、このトレンドに応じた新作・新色のリップスティックを展開。見た目の美しい発色はもとより、唇のケア効果や持続性、付け心地といったフォーミュラーにもアップデートが加えられているのも魅力だ。
>>詳しくは「2024年秋冬ランウェイ発。プラムカラーで仕上げる魅惑のリップ」をチェック。
Trend 2:大胆かつ斬新さが売りの、エモいデザインチーク
素肌に血色感を与え、立体感をもたらす定番的なチークの入れ方は健在だが、今シーズン、よりフレッシュな表現として注目したいのは“エモーショナル”なチーク。ランウェイでもKGL(ケージーエル)では目の下から縦長の逆三角形に、クロエ(CHLOÉ)では頬全体に幅広く丸く入れるなど、個性的なデザインチークへとアップデートが加えられたスタイルが提案された。このようなデザインチークには、SUQQU(スック)、ディオール(DIOR)、ポーラ(POLA)などから新しく登場した、ハイライト機能も兼ね備えたパレットが重宝する。チークで遊ぶという意外性とクリエイティブなメイクが楽しめる新作を手に入れて。
>>詳しくは「今秋注目のメイクトレンド。大胆さが売りのデザインチークにトライ」をチェック。
Trend 3:くすみカラーのアイシャドウで作る、最旬スモーキーアイズ
今シーズンのアイシャドウパレットは、深みのある色合いからシマーな質感まで多様な選択肢を提供しており、日常から華やかなシーンまで幅広く使える新作が目白押し。なかでも旬っぽさを追求するなら“くすみ系パステルカラー”に注目を。秋空の色彩を反映したSUQQU(スック)、パリのドラマティックな夜の魅力を閉じ込めたイヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)、アリゾナの壮大な大自然にインスパイアされたRMK(アールエムケー)など複数色入りのアイシャドウパレットにはクリアな輝きを孕んだくすみ系カラーがセットされているのがポイント。ダスティかつ透明感のあるカラーでナチュラルなグラデーションや立体感を取り入れ、秋らしい深みのある目もとをクリエイトしてみよう。
>>詳細は「秋冬メイクを先取り。シックなアイメイクを演出するくすみ系パステルカラー」をチェック。
Trend 4:90年代風ソフト・グランジな眼差しを叶えるアイライナー
2024-25年秋冬コレクションに見られるトレンドの一つとして、上品なソフト・グランジアイメイクが浮上。これまでのクワイエット・ラグジュアリーの流れを汲んだ、ダークすぎない囲みアイメイクが特徴で、グッチ(GUCCI)やルッツ・ヒュエル(LUTZ HUELLE)などのランウェイメイクが代表的だ。今シーズンらしいソフトグランジなアイラインを実現する新作アイライナーとして、イヴ・サンローランやTHREE(スリー)、ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)などが挙げられる。ぼかしや抜け感など多彩なタッチが叶えられる、高発色でクリーミーな描き心地の名品ばかり。
>>詳しくは「秋冬旬のソフト・グランジな眼差しを作る必携アイライナー」をチェック。
Trend 5:潤いに満ちた最強の艶肌をつくる、最新グロウファンデーション
今シーズンのベースメイクのトレンドは「艶肌」。美容液成分をブランド最高レベルで配合したシュウ ウエムラ(SHU UEMURA)、高いスキンケア効果を発揮しながら艶と化粧持ちを両立させているコスメデコルテ(DECORTÉ)、長寿美肌サイエンスから生まれた独自の技術を搭載し防水、耐湿、耐汗の機能も備えたエスティ ローダー(ESTĒE LAUDER)など、エディターが厳選した10製品はどれも潤いと透明感を与える成分を含み、自然な艶を引き出してくれる。星5つで数値化された、艶めき度、のびの良さ、カバー力、耐久性といったレビューを参考に、艶めく肌に仕上げる新作ファンデーションで肌の衣替えを。
>>詳しくは「トレンドは艶肌! 2024年秋冬の最新ファンデーション10品を選評」をチェック。
Text: Makiko Yoshida Editor: Rieko Kosai