俳優のジェナ・オルテガがバルディア・ゼイナリ監督が手がける「グリ ディオール」のキャンペーンムービーに出演し、神秘的なニュアンスに満ちたカルト的人気を誇る香りの魅力を表現した。その彼女が、香りと人生、リスクを冒す勇気、そして社会貢献活動、これからの活動について語ってくれた。
──あなたの人生において、香水はどのくらい重要ですか?
香りから得る影響は大きいので、自分にとって心地よく、気分が良くなるような香りを纏うことは非常に重要なこと。気に入ったものを見つけたら、ずっと使い続けます。私はとてもこだわりが強いんです!
──「グリ ディオール」はあなたに何を想起させ、どのような気持ちにさせるでしょうか。
「グリ ディオール」は私に自信を与えてくれる香りです。出かけるときのお気に入りのステップのひとつでもあります。纏った途端、人生に謳歌し、人をハグしたいというオープンな気持ちになれるんです。
──香水が役作りに役立ったことはありますか?
香水が必ずしも私が演じたキャラクターにインスピレーションを与えたかどうかは分かりませんが、香水が私に影響を与えたことは確かです。
──映画やドラマシリーズの撮影と、ブランドキャンペーンの撮影とではどのように異なりますか?
映画の撮影現場では、ブランドが表に出ることはありません。広告キャンペーンは商品に関することなので、ある意味、よりテクニカルです。また、キャンペーンの撮影現場では、ほかの誰かを演じるのではなく、自分自身のままでカメラの前に立つということになるので、少し緊張するんです。キャンペーン撮影に参加する利点としては、撮影現場で得た知識を実践し、自分を解放することができることです。セリフに悩まされることはほとんどありませんし、コンセプトは常に暗号的でクリエイティブです。純粋にゲーム感覚で取り組めるので、とても楽しいです。
──ディオールの撮影にまつわるエピソードはありますか?
花びらのベットに転がり、さらに花びらが空から降ってくる演出が素敵でした。今までで一番クレイジーなことで、時間が止まって欲しいと思ったほどです。
──「リスクを冒す勇気」をテーマにした映像作品なのだそうですね。あなたはリスクを冒すことが好きですか? もしそうなら、どのように?
リスクを取るのは大好きです。挑戦という意味で、私は自分に対してとても競争心を持っているんです。すべてのチャレンジは自分自身をより深く知るこきっかけになりますし、自分がどう進化していくのかに、とても興味があるからです。これまで得た大切な経験の多くはリスクを取った自発的な決断から生まれたもので、その決断を下して後悔したことはありません。
──あなたはいくつかの慈善事業に携わっています。あなたにとって最も重要なものはどれですか?
妊娠中絶に関するロー・ヴァ・ウェイド法が覆された今、私はアメリカにおける女性の権利と医療へのアクセスを守ることが最優先事項だと感じています。また、マフサ・アミニの不可抗力による殺害の後、革命の真っ只中にいるイランの女性や抗議者たちの声を世の中に届けるために、最善を尽くしています。
──次のプロジェクトについてお聞かせください。
今年公開される『Finestkind』という映画に出演しています。私が演じるのはメイベルという若い女性で、誰かを信じるということがどういうことなのかを学んでいくというもの。この作品は、素晴らしいキャストとスタッフがたずさわった作品です。この映画から多くのことを学びました。
Text: Mélanie Nauche Adaptation: Rieko Kosai
From VOGUE.FR

