BEAUTY / TRENDS

“映え”なリボンは、抜け感を狙うのがポイント

流行中のビッグリボンはガーリィな印象になりがちに。マチュア世代が気負うことなくラフに取り入れられるモードなバランス感とは。

ハイポニーを大人仕様にアップデート

タマラ ラルフ(Tamara Ralph)2024年秋冬コレクションより。Photo: Gorunway.com

クラシックでありながら、永遠のモチーフの一つとして君臨するリボン。全身のハズしとして使うよりも、リボンの持つ上品さや可憐さを存分に楽しむのがいい。とはいえ、ガーリィなアイテムでもあるだけに、どう選ぶべきかを山王丸さんがジャッジ。「今シーズンは各メゾンやブランドから多く登場していますが、大人こそ上質な素材感や厚みにこだわりを。それだけで大きく印象が変わり、今っぽく大人っぽくつけられます。ヘアアクセ全般に言えることですが、頑張っている感なくプラスするのがカギ。ビッグリボンをつけるのであれば、ファッションは黒のタートルニットのようにシンプルにすると失敗しにくいです」。

今季大本命のビッグリボンは、必ずゲットしたいアイテム。ベロア素材と厚みのあるシルエットで、まさに大人にもフィット。揺れるチャームで、後ろ姿にもさらなる表情を演出して。パール付きリボン ¥31,900/FETICO(ザ・ウォール ショールーム)

ではヘアはどうすべきか、KENICHIさんによる回答はこうだ。「リボンらしさを楽しむなら、ポニーテールがマッチ。低め位置だと首からリボンが出てしまうので、高めが良いと思います。ヘアクリーム等をつけてきっちりスリークにまとめて、モードなバランスに仕上げて」

「柔らかなテクスチャーでバリバリに固めず、まとまりやすく整えてツヤが出るものがベター」とKENICHIさん。ソフトなクリームタイプで、髪に思い通りのニュアンスが。カチカチに固めないため、何度でも手ぐしを通せるところも魅力。ヘアケア&スタイリング クリーム 40g ¥3,300/THREE

話を聞いたのは……
KENICHI
ヘア・アーティストとして、広告や雑誌の現場で活躍。また、ヘアサロン「SENSEOF HUMOUR」の代表。2005年に渡英し、13年の帰国まで現地にて多くのセレブリティやアーティスト等のヘアを担当。現在はヘアプロダクトの開発も手掛ける。

KUMIKO SANNOMARU
山王丸久美子。スタイリスト。一ツ山佳子氏に師事後、2014年に独立。ストリートや音楽、アート等さまざまなカルチャーに精通し、ミクスチャーされたスタイリングにファン多数。雑誌や広告のほか、多くの著名人からもオファーを集める。

問い合わせ先/ザ・ウォール ショールーム 050-3802-5577
THREE 0120-898-003

Text: Kazuko Moriyama Editor: Risa Yamaguchi

※『VOGUE JAPAN』2024年11月号「アクセサリーで遊ぶ、秋冬のニューヘアルック」転載記事。

READ MORE

自然乾燥とドライヤー、髪に優しいのはどっち? タオルドライやブロー時の注意点もプロが伝授
毛髪ケア強化シーズン到来。ヘアカラーも映える、美髪への最適解とは?
今こそ試したい、90sヘアスタイル5選。精美なストレートボブや凛としたピクシーカットなど2024年秋、大注目のヘアトレンド10選。瞬時にこなれるフリンジや大人のスウィングボブなど•VOGUEエディターおすすめの記事が届く── ニュースレターに登録