イドリス・エルバは仕事中毒であることを自覚し、セラピーを受けているそうだ。ドラマ「刑事ジョン・ルーサー」や映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などに出演し、DJ、ラッパー、映画監督、起業家としても成功しているイドリスは、「もう1年くらいセラピーを受けている。大変だよ」とポッドキャスト「Changes with Annie Macmanus」で告白。セラピーでは、番組のテーマでもある変化やシフトチェンジについて、「病的なほどに考えている」と明かした。
「自分のことが好きじゃないとか、そういった類の理由じゃないんだ。不健康な習慣がすごく影響している。そのうえ、僕はその不健康な習慣のおかげで、この業界で評価されてるんだ」と語り、「自分勝手というよりは完全なるワーカホリック」だとコメント。「何事もやりすぎは良くない。すべてにおいてバランスが必要だ。だけど僕は新しい家族を迎えておきながら、彼らを放っておいて、『もう6カ月も家族に会えていない』と言うようなワーカホリックだからこそ、評価を受けてる。こんなのはもう変えていかなくちゃいけない」
とはいえ、シフトチェンジはなかなか上手くいかないようだ。2019年にカナダ出身のモデル、サブリナ・ドゥーレと結婚し、元パートナーとの間に娘のイサンと息子のウィンストンがいるイドリスは、仕事を減らしたいかと聞かれると「減らす?嘘だろ」と反応。「結局、僕がリラックスできるのは仕事なんだ。スタジオが家の中にあって、籠るのが大好きだ。『今日は何を作るかな』とパソコンを開けて、あれこれしてしまう。そうるすとウキウキするし、リラックスもできるんだ」
仕事中毒ぶりを明かし、こう続けた。「水中シーンでも呼吸を6分間止めるような映画の撮影を10日間続けた後でも、帰ってきてスタジオに座ったら、家族とソファに座るよりリラックスできる……こんなのマズイよな」
Text: Tae Terai
