一世を風靡したファミリードラマ「フルハウス」で姪っ子たちを愛するロックな叔父、“ジェシーおいたん”を演じたジョン・ステイモス。スピンオフシリーズ「フラーハウス」に末っ子ミシェル役のオルセン姉妹が参加しなかったことに当初、怒っていたことをポッドキャスト「And That’s What You REALLY Missed(原題)」で明かした。「『フラーハウス』をしたとき、2人が出演したがらず、腹が立った。でもすぐに仲直りしたけど」
「フルハウス」は、1987年から1995年にかけてアメリカで放送され、日本でも人気を博したファミリー向けドラマシリーズ。事故で突然妻を亡くしたダニー・タナーが、妻の弟ジェシーと友人ジョーイの手を借りて3人の娘たちを育てていくというストーリー。2016年からNetflixにてスピンオフ「フラーハウス」が配信されたが、ジョンらオリジナルキャストのほとんどがカムバックしたものの、すでに俳優業を引退し、ファッションデザイナーとして活躍していたオルセン姉妹は参加しなかった。
また当時は、2人が「フルハウス」に出演していた子ども時代を嫌悪しているとのウワサが流れており、これもジョンの猜疑心を掻き立てる状況だったようだ。昨年1月にタナー家の父ダニー役で、キャストのまとめ役だったボブ・サゲットが急逝したが、葬儀の後でオルセン姉妹はジョンの自宅を訪ねてきたという。「2人がポークチョップを持って家に来たんだ。なんでかわからないけど、でも感謝して受け取った。そのポークチョップが冷凍だったんだけど、すごく美味しくて。だから今も親しくしている」
ドラマ終了後、ジョンはオルセン姉妹とはあまり連絡を取っていなかったそうだが、ボブは2人とも親しくしていたそうだ。「すごく仲が良さそうだった。『2人は子ども時代がイヤだったんだ』とか、『2人はドラマに出演したのを嫌悪している』とか、そんなウワサを聞いてた。だけど2人は『子ども時代は楽しかった。一緒に過ごせて良かった。ボブが恋しい』と言ってる」と明かした。
ちなみにジョンは先日、「フルハウス」の収録が始まったばかりの頃、あまりに泣く赤ちゃんのオルセン姉妹に音を上げ、クビにするよう頼んだものの、2人のように可愛い赤ちゃんは他にいないと悟り、すぐに撤回したと明かしていた。
Text: Tae Terai

