念願だったワールドツアーを経て、一歩また前へ
コンテストやオーディション番組に参加するアメリカでの武者修行を経て、全世界配信デビューを果たしてから2年。念願だったワールドツアーのステージに立ち、国際的なシーンへと大きな一歩を踏み出した。
川島如恵留「僕たちのなかにも、国内と海外を分けて考えているところがあったと思います。でも全世界配信デビューさせていただいたことで、その垣根がなくなったんです。ワールドツアーの最初の公演である台北の会場が満杯になって、みなさんがすごくいい笑顔を見せてくれて。エンターテインメントは国境を超えるということを、改めて実感しました」
吉澤閑也「会場によって盛り上がり方が違うと思うし、だからこそ僕らが受け取るものやパフォーマンスの色も変わってくると思うんです。そういう化学反応が生まれることが、ライブの楽しさだと感じています」
松田元太「想像以上にみんなが一緒に歌って踊ってくれて。その姿を見た瞬間にすごくうれしくなりました」中村海人「MCの時間に、その都市の言葉をファンの方たちに教えてもらいながらコミュニケーションを取ったこともすごく楽しかったです。日本でも同じなのですが、僕らのファンの方は僕らがわからないことを教えてくれる優しい人が多いんですよね」
宮近海斗「これから先、お客さんにより良いパフォーマンスを届けるために、何ができるのか。探究心と向上心がさらに大きくなったと感じています。24年は個人としてもグループとしても、新しい挑戦をさせてもらった一年でした。すべての経験が自分たちの身になって、次へのステップを踏めた自負もありますね」
「それぞれが得意なことを生かして、メンバーと一緒にいるときとは違う姿を見せられるのも、このグループの楽しさだと思う」(松田元太)
リーダーである宮近がそう語るように、今年は個人でのドラマや舞台、バラエティ番組での活躍によって、Travis Japanの知名度がさらに高まった。
松田「それぞれが得意なことを生かして、メンバーと一緒にいるときとは違う姿を見せられるのも、このグループの楽しさだと思うんです。俳優のお仕事はもちろん、それだけではなく閑也が料理番組(「リモートシェフ」)のMCをしているのを見ると、しっかりしていてかっこいいな、と思います(笑)」
松倉海斗「僕はグループを知ってもらう入口を広げてくれているのは、元太なのかなと思っていて。バラエティ(『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP』)ではマツダマンになり、俳優としては『東京タワー』でまったく違う顔を見せてくれましたよね。入口は多ければ多いほどグループの風通しもよくなるし、入ってきてくれる人も多くなる。僕自身ももっとその役割を担えるようになっていきたいと思っています。元太は本当にリスペクトすべき最年少ですね」
川島は「元太はTJポーズをいろんなところで広めてくれたよね。プライベートで青森に遊びに行ったとき、すれ違ったおばあちゃんもしてくれたんだよ」と明かす。メンバーが口々に「ありがとうね」と伝えると松田が「意識しなくても自然とこうなっちゃうだけだから」とTJポーズを決め、どっと笑いが巻き起こった。研ぎ澄まされたパフォーマンスを披露するプロフェッショナルな精神とアイドルとしての無邪気さの共存は、彼らが多くの人に愛される理由のひとつだ。
「どうアプローチをしてチャンスを生かしていくのか。それが来年からの課題」(宮近海斗)
七五三掛龍也「見てくださるみなさんに、どうしたら喜んでもらえるんだろう。どうしたらもっと自分たちの魅力が伝わるんだろうということを、常に真剣に考えているグループだと思います。曲選びやレコーディング、振り付け、パフォーマンス。すべてにおいてそれを意識していることが、今のTravis Japanの形につながっているんじゃないかなと思っています」
宮近「僕らを知ってもらえる機会やパフォーマンスを見てもらえる場所が増えてきたとき、そこに対してどうアプローチをしてチャンスを生かしていくのか。それが来年からの課題だと思います」
川島「世界も見据えて楽曲を選んでいるのですが、個人的には王道のジャパニーズアイドルを思わせる楽曲にも興味があります。曲だけを聴くとポップだけど、MVを見るとゴリゴリなダンスを踊っている、みたいな。そういう挑戦もしてみたいですね」
中村「こうしてVOGUEさんに呼んでいただけるのも、日本の方はもちろん、世界の人たちに知ってほしいとも思っている僕たちにとって大きな一歩。いずれは表紙を飾れる存在になっていきたいです」
松倉「僕らを知ってもらえたら、そこから毎日が彩られて、人生が潤って、幸福感が増えますよ! ということを、これからの活動で伝えていきたいですね」
Profile
トラヴィス・ジャパン/Travis Japan
2022年、デジタルシングル「JUSTDANCE!」で世界配信デビューを果たした7人組グループ。2024年はデジタルシングル「T.G.I. Friday Night」「Sweetest Tune」をリリース。世界6都市を巡る初のワールドツアー『TravisJapan World Tour 2024 Road to A』を行ったことも話題に。2ndアルバムから先行して、新曲「Crazy Crazy」とTVアニメ「多数欠」第2クールOPテーマである新曲「Fly Higher」のリリースも決定している。
問い合わせ先/ボッテガ・ヴェネタ・ジャパン 0120-60-1966
ジバンシィ ジャパン 0120-218-025
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク 0120-488-712
アレキサンダー・マックイーン クライアントサービス 0120-992-297
ヴァレンティノ インフォメーションデスク 03-6384-3512
Photos: Ibuki Yamaguchi Styling: Hinata at YKP Hair & Makeup: suzawa, Junko Usami, yuka, natsume at JOUER Text: Mika Hosoya Editors: Yaka Matsumoto, Rieko Shibazaki
- 伊藤沙莉──「2024年は、『虎に翼』という作品との出合いを筆頭に、明確な財産を手にできた年です」【THE ONES TO WATCH 2024 vol.1】
- 江村美咲──「勝利より、パフォーマンスの質にこだわりたい」【THE ONES TO WATCH 2024 vol.2】
- 磯村勇斗──「自分の心を枯らさないこと。それが僕個人の目標」【THE ONES TO WATCH 2024 vol.3】
- トラヴィス・ジャパン──「すべての経験が自分たちの身になって、次へのステップを踏めた」THE ONES TO WATCH 2024 vol.4】
- ゆりやんレトリィバァ──「昔は“見返したい”、今は“楽しく生きたい”気持ちが原動力」THE ONES TO WATCH 2024 vol.5】
- ハローキティ──「みんなの何気ない日常に寄り添い続けたい」THE ONES TO WATCH 2024 vol.6】
- Vogueエディターおすすめ記事が届く── ニュースレターに登録