BEAUTY / TRENDS

2025年春夏パリコレクションに見る、ビューティートレンドBEST 5!

ポニーテールやシンプルなストレートヘアといったエフォートレスなヘアスタイルに、カラフルなアイメイクやメタリックのアクセントetc.、2025年春夏シーズンのヘアメイクのトレンドは強弱のバランス感にあり!
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先日幕を閉じたばかりの2025年春夏のパリファッションウィーク。コペルニCOPERNI)ではカイリー・ジェンナーがキャットウォークデビューし、ディオールDIOR)ではアーチェリーのパフォーマンスが行われるなど、ファッションの自由なクリエイティビティと、SNSでバズを生む斬新な演出が融合したシーズンだった。ビューティに関しては、ドリス ヴァン ノッテンDRIES VAN NOTEN)のカラフルなマスカラ、そしてバルマンBALMAIN)のシルキーなヘアブローやディオールの控えめなポニーテールに見られる、エフォートレスなヘアスタイルが今シーズンらしさを象徴している。今回は、2025年パリコレクションのランウェイから、今知っておくべき5つのビューティトレンドをご紹介する。

Trend 1:電撃的な目もと

ガニー(GANNI)2025年春夏コレクションより。

ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)2025年春夏コレクションより。

ロエベ(LOEWE)2025年春夏コレクションより。

ガニーGANNI)、ドリス ヴァン ノッテン、ロエベ(LOEWE)のショーでは強調されたアイメイクが話題に。ガニーではまつ毛生え際の真上にのせられたアークティックブルーや深いコーラルカラーのシャドウ、目尻に羽のようなつけまつ毛を施し、神秘的なムードを醸し出した。翌日のドリス ヴァン ノッテンでは、イエローとマゼンタのマスカラで燃えるようなインパクトを。パット・マクグラスがディレクションを務めたロエベでは、目もと全体に三日月型のゴールドグリッターを施し、一方でまつ毛には何もつけずにそのままに。このように強弱をつけることで、目立たせたい部分をより引き立てる効果も期待できる。

Trend 2:ローキーなポニーテール

ディオール(DIOR)2025年春夏コレクションより。

ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)2025年春夏コレクションより。

エルメス(HERMÈS)2025年春夏コレクションより。

風になびく低めのポニーテールが、無造作なお団子ヘアに代わる新しいトレンドに。このスタイルは生え際をすっきりと見せるだけでなく全体的なスタイルにシックでナチュラルな雰囲気を追加してくれる。ディオールでは小さなお団子の周りを囲んだスタイル、ステラ マッカートニーSTELLA McCARTNEY)では、弾むようなウェーブのポニーテールが登場した。

Trend 3:シルクのようなブロードライ

バルマン(BALMAIN)2025年春夏コレクションより。

クレージュ(COURRÈGES)2025年春夏コレクションより。

バルマンとクレージュCOURRÈGES)のランウェイで披露されたシルキーでストレートなブロードライ。オリヴィエ・ルスタンのコレクションにインスパイアされた、滑らかなストレートヘアを作り上げたサム・マックナイトは、自身がプロデュースするヘアケアブランドの「モダン スプレー」を使用し、熱から髪を守りながらスタイルをキープ。そして仕上げには「ラブ ミー ドゥー ナリッシング オイル」を数滴垂らし、ヘルシーなツヤ感を追加した。クレージュでは、シルクのような質感のブロードライに、耳の後ろをぐるりと一周するロングタッセルイヤリングをアクセントにしたスタイルがお目見え。ドラマティックなブラックのアイラインと、ナチュラルなまつ毛と合わせた、未来的なルックが完成した。

Trend 4:メタリックなアクセント

ラバンヌ(RABANNE)2025年春夏コレクションより。

ヴァレンティノ(VALENTINO)2025年春夏コレクションより。

ミュウ ミュウ(MIU MIU)2025年春夏コレクションより。

アレッサンドロ・ミケーレによるヴァレンティノVALENTINO)の2025年春夏コレクションは、ファッション業界関係者の間で大きな話題となったが、そのビューティルックも期待を裏切らない大胆さを見せた。繊細でツヤのあるメイクアップを施したモデルたちは、セプタムピアスやラブレットを付けて登場。一方ラバンヌRABANNE)はトラディショナルなゴールドのマニキュアに捻りを加え、メタルカフスで指先をカバー。またパット・マクグラスによるミュウ ミュウ(MIU MIU)のシックなメタリックのリップライナーにも注目したい。まるでキューピッドの弓矢のようなジュエリーライクなアクセントとして効果を発揮している。

Trend 5:ファビュラスなミニ・アフロヘアー

ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)2025年春夏コレクションより。

エルメス(HERMÈS)2025年春夏コレクションより。

ピーター ドゥー(PETER DO)2025年春夏コレクションより。

自然な美しさを最もピュアな形で際立たせることに長けているガブリエラ ハーストGABRIELA HEARST)では、アフロヘアーのモデルたちがエフォートレスにランウェイを闊歩。ナチュラルヘア支持層にとって、このようなカールやコイルヘアのトレンドは大きなインスピレーションになるだろう。エルメス(HERMÈS)サカイSACAI)、ピーター ドゥPETER DO)では、さらに短くカットしたクロップドバージョンのアフロヘアが登場。今後もこのトレンドは続きそうだ。

Photos: Photographed by Acielle / Style Du Monde Text: Ranyech Udemezue Adaptation: Makiko Yoshida
From VOGUE.UK

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