大人にこそ似合うフレッシュな可愛げもある
年齢とともにまとう香りもブラッシュアップしたいけれど、若い頃に惚れ込んだフレグランスをなんとなくずっと使ってしまっている......そんなときは?「過去の思い出に縛られてしまうと、現在のあなた自身の魅力が見えにくくなります。加齢でホルモンバランスが変化し、香り方も少しずつ変わっているはず。系統の近い品格漂う香りを新たに探してみては」とフレグランスエキスパートの藤井さんは話す。
フレッシュでありながら洗練の余韻を感じさせるフレグランスは多々ある。みずみずしいローズや、きらめくシトラスが主役であっても、ウッディなベースを持つものやスパイスを効かせたものを試してみよう。「まとう場所でも印象に変化が。おすすめはワンプッシュをうなじに。喉の裏なので人とのコミュニケーションに可憐な彩りを添えてくれます。ピーチやマンゴーなどクリーミーな香りは足首など骨っぽい場所にワンプッシュ。腿や二の腕など肉感のある場所につけると丸みある印象が際立ってしまいます」
話を聞いたのは……
HIROKO FUJII
藤井裕子。レ・ムエット代表、フレグランスエキスパート。調香技術取得後、フレグランスやウェルネスビューティーに特化したPRとして活動。香水ビジネスにおけるコンサルティング業務もう。香水業界歴25年以上、手がけたブランドは70を超える。
問い合わせ先/インターモード川辺 フレグランス本部 0120-000-599
エルメスジャポン 03-3569-3300
Text: AYANA Editors: Risa Yamaguchi
※『VOGUE JAPAN』2024年12月号「香水と肌、そして色香の関係性」転載記事。
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