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リヴァー・フェニックスの54回目の誕生日を妹レインが祝う

リヴァー・フェニックスが、存命だったら54歳の誕生日を迎えた。
Photo: Nancy R. Schiff/Getty Images

1993年に23歳の若さでこの世を去ったリヴァー・フェニックス。存命だったら54回目の誕生日となった8月23日、妹のレイン・フェニックスがインスタグラムで兄を追悼した。「誕生日おめでとうリヴァー」と綴り、亡き兄の写真とともに彼が遺した言葉をシェアした。

「金を持てるようになったらしたいことは一つ。ブラジルのアマゾン熱帯雨林を何千エーカーも買い取り、誰にも開発させないようにする」「他人のセクシュアリティについて道徳的に反対する人がいることに、いまだ奇妙な感覚を覚える。他人に自宅の整え方を告げるようなものだ」など、環境保護や性的マイノリティの権利を訴えるもの、ヴィーガンとしての言葉など多岐にわたる。

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『スタンド・バイ・ミー』(1986)や『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)などの代表作で知られるリヴァーは、シドニー・ルメット監督の『旅立ちの時』(1988)でアカデミー賞助演男優賞にノミネート、キアヌ・リーブスと共演したガス・ヴァン・サント監督の『マイ・プライベート・アイダホ』(1991)でヴェネチア国際映画祭と全米映画批評家協会賞、インディペンデント・スピリット賞の主演男優賞を獲得するなど、高い評価を得た。

しかし、人気絶頂だった1993年、ウェスト・ハリウッドのサンセット・ストリップにあるナイトクラブ「ヴァイパー・ルーム」にてオーバードーズで命を落としている。当時その場には、妹のレインと弟ホアキン・フェニックスも一緒にいたという。

ホアキンは2019年、『ジョーカー』でトロント国際映画祭で俳優賞を受賞した際、兄のおかげで子役として活躍した後、一時期離れていた演技の道に戻ることができたとスピーチ。「兄に恩義があります。演技のおかげですばらしい人生を送ることができている」と感謝を伝えた。また、彼はルーニー・マーラとの間に生まれた息子にリヴァーと名付けている

Text: Tae Terai