年齢を重ねるとくたびれてくるのは肌だけじゃない。髪は細くなるし、まつ毛や眉毛もしょんぼりしてくる。もともと豊かとは言えないまつ毛が抜けたり短くなったりしてきたのか、目もとの印象がどんどん薄くなる。さりとてエクステをつけると、アラフィフの肌とのコントラストが際立って「頑張ってる!」という印象だけを残してしまうし......。そう悩んでいたときに教えられたのがこちらのまつ毛パーマだ。
まつ毛パーマなんて今さらでは?と言うことなかれ。こちらが行っているのは、正しくはまつ毛のトリートメント。2種類の育毛剤を使い、それらを浸透させている間にまつ毛をカールさせるというもの。副次的な効果でカールが定着しパーマの役割も果たすというのだ。自然な美まつ毛が叶うなら......とお邪魔した。
弱くなった目もとにアプローチ。まつ毛をケアして印象アップ
まつ毛をチェックし、どの程度カールさせたいかを相談してから(ちなみに私はばっちり上げを希望)コーミングに入る。まつ毛に丁寧に育毛剤を塗り、ビューラーのような装置を当てて放置する。これを繰り返すだけで30分で終わるから簡単だ。私はかなりの敏感肌&ドライアイで、過去にまつ毛パーマに反応してしまったこともあるのだけれど、この育毛トリートメントはしみたり刺激になることもなかった。
はたして仕上がりは......といえば、これが理想的なぱっちりカール!行き過ぎた“盛り感”もなく、上手にビューラーをかけた後のよう。この美カールはおよそ5週間ほど続いたのだが、快適なことといったら!ビューラーを使う手間や、夕方になると下がるまつ毛はかなりストレスになっていたよう。ホクホクしてその後も施術にお邪魔しているのだが、2回目には「まつ毛が伸びてきている」と言われ、3回目を迎える頃には自分でもその伸びをはっきり自覚できた。
小さな、でも顔にも心にも大きなインパクトをもたらすまつ毛のケア。「もうエクステっていう年齢じゃないし......」と思っている人は、ぜひお試しあれ。
SAYALABO
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Editor's Profile
SATOKO TAKAMIZAWA
ビューティー・エディター、ライター。都内を中心としたサロンやクリニックをめぐり、スペシャルケアを体験。本当に良かった施術や美容医療をアウトプットしている。何があってもハイヒールで活動し、脚のケアは念入りに行なっている。
Text: Satoko Takamizawa Editor: Risa Yamaguchi
※『VOGUE JAPAN』2025年3月号「BEAUTY INSIDER」転載記事。
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