薄いシミやシワを気にせず、ツヤ対策に集中!
「この年齢層になるとシワや薄いシミは当然出てくるものなので、ある程度はOK! でも、そこに透明感があるだけで肌に気品と余裕が生まれて、美しさが格段に高まるんです。だからこそ、年齢を重ねる上で“くすみ”は一番の大敵。スキンケアはもちろんのこと、体を冷やさない生活習慣や食事に気をつけることも大事です」と、エスティシャンの瀬戸口さんは語る。
同様に、この年齢で若々しく見える人の共通点について松倉クリニック代官山院長の貴子さんに伺うと、「積み重ねてきた美容の蓄積も関係していると思いますが、やはりツヤやかな肌であること。多少シミやシワがあっても、しっとりと保湿された肌は若々しく見えるんですよね。そのためにも、できる限り保湿ケアを心がけることが重要です」と分析。
必須アイテムはラグジュアリー・クリーム
その際に選ぶべきは、ラグジュアリーなクリームであると2人の意見は一致した。「加齢とともにセラミドやコラーゲンなどが減少していくので、補うケアが必須に。抗シワ効果のあるレチノールや、エイジングケアを可能にするプロキシレンなどを配合した高機能クリームを選ぶようにしましょう。また最近は、優秀なツヤ仕上げのUVやメイク下地も豊富なので、スキンケアをサボってきてしまった人は、手っ取り早くメイクでツヤ感を仕込むのも有効です」(貴子さん)。透明感が重要と説く瀬戸口さんは、シワケアをするときのコツを伝授してくれた。「たっぷりと化粧水で水分を入れ込んだ後にハイスペックなクリームでフタをすることが必須ですが、アイクリームなどピンポイントで効かせたい場合は、指でシワを広げて塗り込むように塗布することが大切」と、潤いを閉じ込める重要性をアナウンス。
また、美容医療を取り入れているこの世代の人たちは、美容点滴を併用する人が多いと貴子さんが教えてくれた。そして、最後にこんな話も。「年齢を重ねながらも愛用品が変わらない方たちを多く見てきましたが、スキンケア製品は日々進化を遂げています。今あるものだけに固執せず、ラインナップを見直し、アップデートすることも重要なことです」(瀬戸口さん)。常に新しいものに目を向ける姿勢が美しさを更新する。
話を聞いたのは……
TAKAKO
貴子。松倉クリニック代官山院長。自身のクリニック診療を通して得た幅広い知見と、スキンケア&メイクアップ製品への造詣の深さで業界からの信頼も厚い。医療発想から生まれたサプリメントのほか、スキンケア製品「TAKAKO STYLE」などの開発も。
MEGUMI SETOGUCHI
瀬戸口めぐみ。エステティシャン。多くの俳優から指名を受けるゴッドハンドの持ち主。俳優やジャーナリストが通うプライベートサロンを主宰し、書籍『頭 眉 頰 30秒押しで、みるみる若返る! 瀬戸口めぐみ式「老化筋」ほぐし』(小学館)も出版した。
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※『VOGUE JAPAN』2023年8月号「自分の中のものさしを重視するマインドセット」転載記事。
Photos (Products): Shinsuke Kojima, Daigo Nagao Text: Kazuko Moriyama Editor: Toru Mitani