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トモ コイズミの小泉智貴と熊川哲也が率いるK-BALLET TOKYOが夢のコラボ! 一夜限りのスペシャル公演を開催

3月24日(日)、トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)の小泉智貴とバレエダンサーの熊川哲也が率いるK-BALLET TOKYOがコラボレーション作品『La Fête』を披露。小泉がデザインした衣裳と身体表現が織りなす一夜限りのスペシャル公演が開催された。

フリルが舞う!身体表現の新たな冒険

3月24日(日)、TBS赤坂BLITZスタジオにて、世界的バレエダンサーの熊川哲也が率いるK-BALLET TOKYOと、世界で注目を集める気鋭のドレスデザイナー 小泉智貴が手がけるトモ コイズミTOMO KOIZUMI)によるコラボレーション作品『La Fête』が上演された。本作は、誰でも参加できるファッションデザインウィークとして2020年から開催されている「TOKYO CREATIVE SALON 2024」のプロジェクトの一環だ。

トモ コイズミのドレスから着想を得て、振り付けや演出が構成される1日限りの特別公演。小泉は衣裳制作に加えて、演出とビジュアルディレクションを担当。K-BALLET TOKYOのプリンシパル堀内將平が振り付け、演出、構成を手がけた。

テーマは「喜び」。ステージは通常のバレエ公演とは異なり、大きなスクエア型の舞台が観客席に囲まれるように設置されていた。幕が開くと同時に、カラフルに揺れるボリューミーなフリルを纏った7人のダンサーが登場し、チャイコフスキーの『眠れる森の美女』の楽曲に乗せて、20分を超えるスペシャルな作品を披露。ダンサーたちの動きにあわせて、フレグランスがさりげなく香っていたのも印象的だ。

トモ コイズミのデザインを語る上で外せないのが、圧倒的なボリュームのフリル。今回も大きなフォルムを描き、胸もとや袖などに施されていたが、ダンサーのしなやかな身体表現にあわせて、ふわりと軽やかに揺れていた。

「今回は“共創”をテーマに、衣裳のアイデアから振り付けや演出、照明などをK-BALLET TOKYOの堀内さんとともに進めていきました。衣裳を担当するスタッフの方にもアドバイスを頂きながら、ダンサーの方に着用してもらい機能面を調整したり。既存のバレエの衣裳も見ましたが、なぜ今のようなデザインにたどり着いたのかという理由も理解できました。自分のデザイナーとしての美学とバレエの美学、そして身体性を融合させ、ベストな作品を作ることができたと思います」と公演前に開催されたトークショーにて小泉は語った。

レッドやイエロー、ブルー、グリーンなど、トモ コイズミならではの心躍るカラーパレットも、一夜限りの公演を華やかに彩っていた。

本公演の模様は、BS-TBSの番組にて5月11日(土)と5月12日(日)に放送予定。小泉智貴とK-BALLET TOKYOに密着した内容になっているので、ぜひチェックしてみてほしい。

『La Fête』
振付・演出・構成:堀内將平
衣裳・演出・ビジュアルディレクション:TOMO KOIZUMI
出演(K-BALLET TOKYO):岩井優花、栗山廉、中井皓己、島村彩、布瀬川桃子、鈴木里佳子、井上慈英(K-BALLET ACADEMY)

https://tokyo-creativesalon.com/

Photos: Yoshitomo Okuda