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アリアナ・グランデ、『ウィキッド』の代表曲「ポピュラー」のヒップホップ風アレンジを拒否

オリジナルのミュージカル『ウィキッド』をリスペクトするアリアナ・グランデは、「グリンダを演じるのではなく、グリンダになりたい」と言ったそうだ。

映画『ウィキッド ふたりの魔女』は3月7日より日本公開。

Photo: © Universal Studios. All Rights Reserved.

映画『ウィキッド ふたりの魔女』でアカデミー賞助演女優賞に初ノミネートされたアリアナ・グランデ。人気ブロードウェイミュージカルを映画化するにあたり、グリンダの代表曲「ポピュラー」をヒップホップ風にアレンジする案があったそうだが、アリアナは断固として拒否したそうだ。

本作の音楽を手がけたスティーブン・シュワルツが、「映画に新風を取り入れようという精神のもと、僕と音楽チームはリズムを一新しようと考えました。少しヒップホップ風にしてみるのはどうかと提案してみたのです」と「ロサンゼルス・タイムズ」紙のインタビューで振り返る。しかし、幼い頃からグリンダを演じることを夢見ていたアリアナは、反対だった。「『絶対だめ。やめておいて。私はグリンダになりたい。アリアナ・グランデがグリンダを演じるのではなくて』と言われました」

『ウィキッド』は、1995年に出版されたグレゴリー・マグワイアの小説『オズの魔女記』をもとに“悪い魔女”エルファバと“善い魔女”グリンダの知られざる友情を描くミュージカル。2003年にブロードウェイで初演され、翌年のトニー賞で10部門にノミネートされた。ニューヨーク出身で、幼い頃にブロードウェイで舞台を観たアリアナは、この役にずっと憧れていたと明かしている。

なお、ヒップホップ風「ポピュラー」は実現しなかったものの、映画ではアリアナの広い音域を最大限に生かすために曲の終わりの部分にアレンジが加えられた。しかし、彼女は自身の音楽キャリアを反映させたくないと難色を示し、クリエイター陣は説得する必要があったそうだ。アリアナはアカデミー賞をはじめ、ゴールデン・グローブ賞英国アカデミー賞など数々の賞にノミネートされ、アストラ映画賞(旧ハリウッド映画批評家協会賞)などを獲得している。

Text: Tae Terai

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