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ゾーイ・サルダナ、ハリウッドにおける女性の未来に言及。ジェンダー平等に取り組む男性はセクシー

第77回カンヌ国際映画祭で、ゾーイ・サルダナはジェンダー間の平等について語った。
Photo: Mike Marsland/Getty Images

ゾーイ・サルダナが、ハリウッドにおける女性の未来は、見えない天井を打ち破り続ける女性に掛かっていると語った。「CEOや取締役会に女性がもっと必要です。これらの役職は、鍵を握る役割だからです。扉を開ける鍵が必要です。ひとたび役職に付いたら、唯一の女性であることを喜び、満足していてはいけません。さらに女性を増やすべく、闘うのです」。

ジャック・オーディアール監督の『Emilia Pérez(原題)』で第77回カンヌ国際映画祭を訪れているゾーイは、ケリングが主催する「ウーマン・イン・モーション」プログラムで、「私はニューヨーク・クイーンズで育った小さな女の子でした。ジェームズ・キャメロンの作品に出たことで、申し分ないキャリアを手にしました。ひょんなきっかけでしたが、私はチャンスを全てものにしました」と話す。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『スター・トレック』といった大作から、『Emilia Pérez』のようなインディーズ作品まで、規模の大小問わず様々な作品への出演を楽しんできたサルダナだが、『アバター』がそのキャリアを一変させたことには間違いない。「小さな作品から、他の惑星のプリンセスまで様々演じ、世界中を旅して、写真を沢山撮られてきました。知りえることのなかったプロデューサーや監督とも会うことが出来ました。勝ち取らければいけないだろうと思っていた役をオファーしてもらいました」と自分のキャリアを振り返る。

こうした経験を踏まえ、彼女は男性も、エンターテイメント業界におけるジェンダー間の平等のために闘って欲しいと訴える。「女性が、他の女性のためにもっと場所を作ることが大切です。私たちに掛かっています。男性においては、正しい行いをして女性のために場所を作ってくれたら嬉しい。そんな男性はすごくセクシーです!」

Text: Tae Terai