ハリウッドで最も歳を取らないスターといえば、やっぱりシェールだろう。そんなシェールが最近、Twitterで40歳年下の音楽プロデューサーと交際宣言してニュースになった。でもみんなが驚いたのはその年齢差よりも、久々に目にしたシェールの若々しさの方。76歳のシェールは、30代後半から歳を取っていないように見える。最近では、「バルマン」の新たなラグジュアリーバッグコレクションのキャンペーンモデルに起用されたばかり。
「歳を取るのって嫌」と昔から公言していた彼女だが、その言葉通り、シワひとつなく変わらずほっそりしたウエストは、加齢を一切拒んでいるかのよう。そんなシェールの脅威的な若さの秘密をリサーチしてみた。
1. リスクを恐れない
ヘアスタイルもメイクも、常に挑戦し続けているシェール。以前米『VOGUE』のインタビューでは「人生とはリスクをとること」と語っている。「何もクレイジーなリスクじゃなくて、人として成長できるようなリスクのこと。メイクはアートの一種であり、アートとは何かを決めつけるものであってはいけないの。ときには馬鹿馬鹿しく見えるリスクを取ってでも、人々があなたに追いつくのを待たなければならない。アートとは承認ではなくて、個性であり、ヴィジョン。若いときに自分を表現したら笑われたことが、現在では私が誉められる勲章になっている」。変化を恐れずに新しいことにチャレンジする好奇心こそが若々しさの源に。
2. 時間さえあればエクササイズに励む
「今までの人生を通じて、常にエクササイズしてきたわ」というシェールは、週に５回は体を動かすことを実践している。「時間が許す限り、できるだけ運動するようにしている。そうしないと自分らしく感じなくて」。身体を動かしてエンドルフィンを上昇させることは、１日をスタートするのに素晴らしい方法であり、エネルギーをチャージするのにもおすすめだとコメント。「私はこのボディを維持するために身体を酷使しているのよ。他の誰もが知らないような素晴らしい秘密があるわけじゃないわ」。「肋骨を抜く美容整形手術を受けたらしい」という憶測まで呼んだ細いウエストは、太りたくないという彼女の強い意志とエクササイズのルーティンに裏打ちされたもの。
3. タバコやお酒、カフェインと肉はNG
50歳を過ぎてから、口にするものにこだわるようになった。「いちばん重要なのは、戦うチャンスを自分に与えること。私はタバコもやめたし、ドラッグもやらない。コーヒーは飲んだこともないし、アルコールも赤身の肉もほとんど口にしたことがない」という徹底ぶり。しかしTV番組『Today』に出演した際には、「私はワークアウトに加えてヘルシーな食生活も取り入れている。チョコレートを食べちゃうこと以外はね」と、好物のチョコには弱いことも告白。逆に言えば、それ以外は我慢できるなんてすごい！
4. レチノールはアンチエイジングの味方
若い頃はニキビに悩まされたことも。『People』誌のインタビューでは、ビバリーヒルズの美容皮膚科で勧められてレチノールを10年以上使い続けていることを明かしている。「レチノールはニキビだけじゃなくて、アンチエイジングにも効果があると学んだわ」
5. 自分基準の美容整形
過去に美容整形の経験をカミングアウトしている彼女。「人は自分を幸せにすることなら何でもすべきだと思う。私が自分の顔のアップを映画のスクリーンで観たとき、自分の鼻を変えたいなと思ったのよ。気に入らなかったから」。そのほかに歯を矯正したこと、豊胸手術を受けたことも認めている。美を追求する探究心が、さらなる美を作り出している。
6. 人の目は気にしない
「私は可能な限り美しくいたいわ。それを無駄なことだと考える人がいるなら、そうなのかもね」。シェールを見る限り、それが無駄な努力のようには思えない。むしろ、意志の強さは年齢を超越するのかも、とすら感じてしまう。「今までたくさんの壁にぶつかって来たけど、止まるつもりはないわ。それが私の最高の能力なの。私は常に、立ち止まらない」。あのキム・カーダシアンも崇拝するというシェール。恋愛にキャリアに、いくつになっても人々のアイコンとして躍進し続ける姿を今後も見ていたい。
Text: Moyuru Sakai Editor: Toru Mitani
