BEAUTY / EXPERT

祝・50歳! グウィネス・パルトロウのエクストリームな美容ヒストリー【セレブ美容探偵】

9月27日に50歳のバースデーを迎えたグウィネス・パルトロウ。美に貪欲な彼女が今まで実践してきた美容法の歴史を、セレブウォッチャー・さかいもゆるがプレイバック。そのエクストリームな内容とは?

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ライフスタイルマガジン「GOOP」を主宰し、カリスマトレイナーのトレイシー・アンダーソンとジムを経営するなど、ビューティーやウェルネス事業で成功している女優のグウィネス・パルトロウ。そんな彼女が50歳に。美容マニアのグウィネスがこれまで取り入れてきた美容法は数知れず。中にはやりすぎて身体を壊したことも。そのエクストリームなビューティ・ヒストリーを振り返ってみよう。

マクロビオティック・ダイエットのせいで骨粗鬆症に!?

Photo: Rachel Murray/Getty Images for goop

 グウィネスが穀物や野菜、豆や海藻類を中心としたマクロビオティック・ダイエットに目覚めたのは、菜食主義者だったレオナルド・ディカプリオと、ガンで亡くなった父親の影響。それまではタバコを吸いジャンクフードを食べていた彼女が、一気に健康オタクにシフト。マクロビな食生活は1998年から2002年頃まで続いた。しかし2004年に当時の夫クリス・マーティンとの第2子である息子のモーゼスを妊娠中はジャンクな食べ物への欲求が抑えられずに、グリルチーズ・サンドウィッチやメキシカン・フード、ピザを貪ってしまったことも。「そのときは玄米なんて見たくもないという心境だったのよね」と後に語っている。

 その後2010年に37歳にして骨粗鬆症と診断されたことを「GOOP」で明かしたが、これは偏った食生活と、肌のために日光を徹底的に避けていたことによるものだった。グウィネスはマクロビに固執しすぎた結果、毎日砂糖も乳製品も一切摂らずにほぼ葉野菜ばかりを食べていたというのだ。これに懲りたグウィネスはビーチで日光浴してビタミンDを体内で生成したり、バランス良く食べることを意識するように。ストイックすぎて身体を壊すなんて、まさに本末転倒だけど、これは真面目な性格の成せるワザ?

15年間も肉を食べないペスカタリアンだった

Photo: Randy Holmes/ABC via Getty Images

 2008年に『W Magazine』のインタビューで、「もう15年以上肉は食べてないわ。でも魚と乳製品、コーヒーとワインは楽しんでいるの」と発言。今は定番となりつつあるひとつの食事法だが、この頃から取り入れているのはかなり早いと言える。

ヒルに血を吸わせるフェイシャル・エステにトライ

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 2017年には「GOOP」のビューティー・カンファレンスで、無菌で育てた医療用ヒルに顔の血液を吸わせてデトックス効果を図るフェイシャル・エステを受けたことを告白。この「リーチ・フェイシャル」と呼ばれる美顔術はセレブの間で人気なもの。虫嫌いなら想像するだけで気絶しそうで不気味なフェイシャル・エステを受けるなんて、美への探究心がすごい!

膣を鍛える「ジェイド・エッグ」で訴えられる

Photo: RB/Bauer-Griffin/GC Images

 創立以来、さまざまなヒット商品を生み出してきた「GOOP」だが、膣に入れる翡翠でできた卵型の「ジェイド・エッグ」を販売したことも。これを膣に入れることで「性的エネルギーが高まり、ホルモンバランスが整って生理不順が改善して膀胱のコントロールが増す」という謳い文句だった。しかしオレンジカウンティの検事局は、ひとつ約7000円以上するこの商品には何の科学的根拠もないと「GOOP」を告発。結局「GOOP」は検事局に示談金を支払い、商品の購入者には代金を返金することで和解となる。フェムテックにも意欲的なグウィネスだけど、ときには前のめりすぎてフライングしてしまうことも……。

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こうして振り返ってみると、彼女の美容遍歴は多様でユーモラス。50歳のバースデーにはインスタグラムに、ゴールドカラーのペイントをしたオールヌードのセルフィーを投稿して自ら誕生日を祝った彼女。「20代後半から自分の美容や健康に投資してきたことを喜ばしく思うわ。その習慣が私を素晴らしい50代を迎えられるようにしてくれたんだから」。ときに失敗したとしても、自分をより輝かせるためのチャレンジに果敢に取り組んできたからこそ、今もなおグウィネスは美しく注目されるスターであり続けているのだ。

Text: Moyuru Sakai   Editor: Toru Mitani