1. TikTokでもブレイク中の“くらげメイク”のような透明感
水に濡れたようなグロウスキン、スモーキーなヌードカラーで立体感を出しつつ青白いハイライトを利かせたアイメイク。どこか人間離れした美しさを醸し出すジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)は、今TikTokで流行中の“くらげメイク”にも通ずる、妖しげな透明感が魅力だ。また、海底生物をモチーフにしていたラウール・ミシュラ(RAHUL MISHRA)ではドレスにシンクロするジェリーフィッシュメイクを披露していた。
2. グロッシィな赤リップ×マットスキン
クラシカルなマットスキンと艶やかなレッドリップとのコントラストが際立っていたシャネル(CHANEL)。キューピッドボウの山を強調しつつ、丸みのあるリップラインに整えることで、色と艶のインパクトがより浮き立つ仕立て。モデルのキャラクターや肌色によって赤リップの色味が異なるのもポイントだ。この春、自分に似合う赤リップを探すためのガイドラインになりそう。
3. 異世界へ誘う、シュールなゴールドマスク
ゴールドのフェイスペイントが印象的だった、スキャパレリ(SCHIAPARELLI)。フロントローのゲストとして来場し、全身真っ赤なルックで世界中の度肝を抜いたドージャ・キャットと同様、パット・マクグラスがクリエイトしたメイクアップだ。
なかにはボディにペインティングを施したルックもあり、その大胆な発想に脱帽。ナチュラルメイクのモデルにはゴールデンパールが煌くハイライターを纏わせることで、ショー全体の統一感を醸し出した。繊細な輝きが顔の輪郭をシャープに見せて、くすみを取り払う効果も。デイリーメイクにも応用できそうだ。
4. 20sなスモーキーアイシャドウ
ディオール(DIOR)は、1920年代のフラッパガールのインスピレーションを感じさせるスモーキーアイやフィンガーウェーブが特徴的。透け感のあるタールグレーで目もとを広く囲んだメイクは、人気のNetflixドラマ「ウェンズデー」も彷彿させる。
5. ネオンカラーの極細眉
1920年代のインスピレーションはここにも。細く一文字に描いたアイブロウを、ジャンポール・ゴルチエ(JEAN-PAUL GAULTIER)やミュグレー(MUGLER)で発見。赤やピンクのネオンカラーで描かれた極細眉は、アイブロウレスメイクに続くトレンドになりそうだ。
Runway Photos: Gorunway.com Back Stage Photos: Acielle StyleDuMonde
