1. シャネルのネオ・ポニーテール
シャネル(CHANEL)はすっきりとまとめたローポニーテールで控えめに。アイコニックなロゴをあしらったクリスタルのバレッタが程よい輝きをプラス。上品に揺らめくヘアがメゾンにふさわしい気品とエフォートレスな印象をもたらした。
2. ミュウミュウのヘッドバンド
極細のヘッドバンドがアクセントになったミュウミュウ(MIU MIU)。生え際を隠すようにできるだけ、ひたいギリギリに着けるのがポイント。サイドパートとフラットなヘアでクリーンに仕上げた。
3. ルイ・ヴィトンのブラックアイライン
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、ヌーディーなベースメイクに繊細な輝きを放つハイライトを組み合わせ、スモーキーな黒のペンシルアイライナーで目もとを際立たせた。下まぶたにくっきりと引くことによって、きりりとした力強さを引き出すことができる。
4. ジマーマンのスーパーロングヘア
ジマーマン(ZIMMERMANN)のショーでは、腰までかかる緩やかなウェーブヘアがロマンティックかつボヘミアンシックなムードと見事にマッチ。ヘアスタイリストのダミアン・ボワシノが作り上げたこのスタイルはどこか愛らしく、柔らかなフェミニニティを演出する。
5. ヴァレンティノのマイクロフリンジ
ヴァレンティノ(VALENTINO)のカラフルなルックに映えたのが、グイド・パラオがスタイリングしたタイトなマイクロフリンジ。コンパクトなベリーショートは、生え際から数センチのラインで短くカットされた前髪とフレームのようにシャープに整えられた顔まわりのラインが印象的だった。
6. ジバンシイのブリーチアイブロウ
ジバンシィ(GIVENCHY)のメイクを手がけたルチア・ピエローニは、透明感を生かしたミニマルなメイクアップを提案。口もとにはさりげない煌めきを添え、アイブロウはブリーチ風に。マスカラをたっぷりと塗った60年代風のルックを際立たせた。
7. ヴィクトリア・ベッカムのピュアビューティー
念願のパリコレデビューを果たしたヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)のランウェイを歩いたモデルたちは、ほぼノーメイクといった出立ち。メイクアップアーティストのダイアン・ケンダルは、ナチュラルなベースメイクに計算された艶を巧みに取り入れ、フランスのエスプリを感じさせるルックを完成させた。ヘアスタイリストのダッフィーによって髪はしっとりと、シャワーを浴びた後のような自然な潤いを纏わせ、ラフなオールバックでまとめた。
8. ヴィヴィアン・ウエストウッドのウェットヘア
今シーズンのトレンドがウェットだとすれば、それを超越したのがアンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD)のヘアを手がけたチャーリー・ル・マンドゥによるスタイル。ウェットというよりも凍りついたようにジェルで固められた髪は、まるで芸術品のような立体感を生んでいた。
9. ジャンバティスタ・ヴァリのスキンジュエリー
ジャンバティスタ ヴァリ(GiAMBATTiSTA VALLi)のヘアメイクを担当したイサマヤ・フレンチは、大胆にも額にクリスタルをON。このシンプルかつラグジュアリーなディテールは、コレクションのキーアイテムとなった大ぶりのクリスタルイヤリングとの絶妙なバランスを作り上げた。
10. ロエベのサイドパート
ジョナサン・アンダーソン率いるロエベ(LOEWE)のポエティックなコレクションを引き立てたのが、グイド・パラウによるかっちりとしたサイドパートヘア。思い切りサイドに寄せ、精美にまとめることによって、モード感が一気にアップ。
11. ディオールのクロスオーバーライナー
ディオール(DIOR)のネオグランジなコレクションにぴったりなメイクアップを担当したのはピーター・フィリップス。目尻にクロスしたアイラインを巧みに施すという粋なテクニックで、目もとにユニークな個性を潜ませた。
12. クロエのマーメイドルック
クロエ(CHLOÉ)のショーでは、ハンナ・マレーが目のまわりをシルバーで煌めかせたアイメイクを披露。ホリ・スミスによる ウェットヘアと相まって、海から上がったようなみずみずしさを纏ったフレッシュなルックに。
13. サンローランのローポニーテール
サンローラン(SAINT LAURENT)はうなじにかかるできるだけ低い位置で、根本からしっかりと結んだポニーテールで統一。大人のエレガンスを漂わせた、クラシックかつシックな印象に。
14. ドリス・ヴァン・ノッテンのステートメントアイシャドウ
深みのあるクラインブルー、ブラック、ゴールドなど、ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)ではあらゆる色調でスモーキールックを再定義。これだけ凛としたアイメイクには、他のパーツはシンプルに押さえるのがマスト。メイクを担当したルーシー・ブリッジは肌はピュアなまま、唇には保湿効果のあるバームのみをのせた。ヘアを手がけたサム・マックナイトは、抜け感のあるオールバックをウェットな質感で無造作に。
15. ロシャスのダークリップ
ロシャス(ROCHAS)のメイクを特徴付けたのは、黒に近い超ダークなバーガンディリップ。こっくりとした濃密カラーを唇にのせることによって、グラフィカルでモードな美しさを引き立てることができる。
Text: Mélanie Nauche Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.FR
