もしあなたが今、眠れずに悩んでいて、まだ「4-7-8テクニック」を聞いたことがないなら、きっと知っておいて損はないはず。この19ヶ月の間に起こったパンデミックと未経験の出来事により、私たちは日中落ち着かず、夜の睡眠パターンも乱れている。市場に出回っている新しい睡眠テクニックやリラックス効果のあるマットレス、マインドフルネスアプリなどを試してみている人も多いのではないだろうか。そんな人にこそ、試して欲しいのがこの「4-7-8テクニック」だ。
アリゾナ大学の統合医療専門家であるアンドリュー・ワイル博士が開発した「4-7-8テクニック」は、古代の瞑想と呼吸方法にヒントを得たメソッド。
「夜中に目が覚めてしまったときに、再び眠りにつくための方法として、私が編み出した方法で、とても優れています」とワイル博士。「数週間、数ヶ月、数年にわたって規則正しく行うことで、望むような変化が生まれます」。
なお、「4-7-8」の方法を試した最初の数回は、眠りにつくまでに60秒以上かかることもあるそう。しかし、ワイル博士が述べるように、実践すればするほど効果が高まるという。
「4-7-8テクニック」の実践方法をレクチャー。
- 楽な姿勢をとり、体の力を抜きます。
- 4秒間、鼻から静かに息を吸います。
- 7秒数えて息を止めます。
- 8秒間、口からフーッと音を立てて息を吐きます。
- このサイクルを最大4回繰り返します。
リズムを持たせた呼吸法の臨床効果についてはさらなる研究が必要だが、呼吸によってリラックス感を高め、不安感を軽減する効果がある。また、呼吸に集中していると、他のこと(頭の中で仕事のメールを書いたり、To-Doリストを作成したりすること)などの雑念を追い払える。
この方法を数週間続けることで「熟睡」が戻ってくるかもしれない。
Text: Ali Pantony
From: UK GLAMOUR
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