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ニコラ・ペルツが眉を全剃り! 90年代風スキニーブロウがカムバック

2023年春夏ランウェイショーでも目立っていた90年代風の超極細眉。ニコラ・ペルツ・ベッカムのルックを皮切りに、このトレンドに拍車がかかっているようだ。
Photo: Getty Images

何カ月もの間、ビューティー業界の水面下で話題となっていた90年代風の超極細アイブロウが、ファッションウィークで正真正銘のカムバックを果たしたようだ。2023年春夏ショーではヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)ランウェイを歩いたベラ・ハディッドを筆頭に、数多くのブランドでブリーチ風のアイブロウメイクが目立っていた。

TikTokでは、ドージャ・キャットのように眉を全剃りしたユーザーたちが#shavedbrowのハッシュタグを使って次々と投稿しており、現在8260万回にも及ぶ閲覧数を記録している。若い頃に細くしすぎた眉を何年もかけて丹念に生やしてきた人たちは、素直に喜べないかもしれない。

Photo: Getty Images

このトレンドの仕掛け人となったニコラ・ペルツは、ブリーチドアイブロウでパリ・ファッションウィークに登場した後、ロサンゼルスのアカデミー・ミュージアム・ガラでは極細の眉を披露。今回はうっすらと描いていたとはいえ、眉は細ければ細いほど良いと言わんばかりに、以前のくっきりとした太眉とは全く異なる印象を作り上げていた。

1992年のケイト・モス。

Photo: WWD/Getty Images

90年代を象徴するスーパーモデル、ケイト・モスを彷彿とさせるペルツの眉は、一本の毛もない完璧な仕上がり。ニューヨークを拠点に活動する日本人メイクアップ・アーティストのYumi Moriは、クラシックなウィングアイラインとヌーディーなリップを合わせ、たっぷりのマスカラでこのルックを完成させた。ヘルシーに見せるためには、目もとにメリハリをつけることがポイントだ。

ハンサムな太眉に別れを告げ、アイブロウジェルを捨てる時が来たのかもしれない。

Text: Hannah Coates Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.COM