今、Z世代が注目するY2Kスタイル。Y2Kは「Year 2000」の略称で、2000年代を表す言葉。ファッション界では当時流行したクロップドトップスにローライズデニムやビスチェがリバイバルしているけれど、ヘアメイクもY2Kがキーワードに。リンジー・ローハンやパリス・ヒルトンなど、2000年代初期のセレブブームを牽引したスターたちの細眉やリップグロスが人気再燃の兆しだ。そこで今回は、彼女たちのY2Kヘアメイクをプレイバック。懐かしい流行が、今また新鮮に思えるかもしれない。
パリス・ヒルトンの極薄アイブロウ。
眉を細く薄く描くことでアイメイクを際立たせていたのがあの頃のメイクの特徴。中でもパリスはかなり薄めのアイブロウに、ボールドなワンカラーのアイシャドウで目もとを強調するのがお気に入りだった。レイヤーが入ったショートボブスタイルで、ランジェリードレスにボーイッシュなテイストを加えてラフさをミックス。
ジェニファー・ロペスのハーフアップ。
ヘアアイロンで作るカーリーヘアやスパイラルヘアが流行していた、90年代後半〜2000年代初期。ブリトニーもよく、ストレートロングを部分的にスパイラルカールにアレンジして、レッドカーペットに登場していた。パウダーで薄めに仕上げたアイブロウと、パール入りのリップもY2Kっぽさの特徴に。首元のチョーカーも懐かしい。
ヤングセレブたちの勢いがあったY2Kは、ファッションもヘアメイクもテンション高めで、全体的に楽しいムード。コロナ禍で鬱屈していた空気を吹き飛ばすのに、ちょうどいいのかもしれない。年齢的にウエストを出すファッションに再びチャレンジする勇気は出ないけれど、ヘアメイクならさりげなく彼女たちのテイストを取り入れることができそうだ。
Text: Moyuru Sakai Editor: Toru Mitani