パスタやピザといった炭水化物が大好きなヴァネッサ・ハジェンズは、好物を我慢しない代わりにかなりの頻度で「インターミッテント・ファスティング」を実行している。これは、食事をとる時間を1日8~10時間以内に制限し、残りの時間に断食を行うという食事法。彼女の場合、正午から18時までの間に食事をし、残りの18時間は断食をして、食欲をコントロール。日常生活への負担を最小限に収めながら、減量はもちろん、健康的なマインドづくりにも成功したそうだ。
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米ソーク研究所が「体の代謝機能を効果的に調整し、肥満、糖尿病、肝疾患、高コレステロールのリスクを下げる」と認めているインターミッテント・ファスティング。インスリンの反応が敏感になり、糖分をエネルギーとして消費するよう促されるため、脂肪燃焼効果が格段にアップするといわれている。ヴァネッサもこれにプラスして、パーソナルトレーナーIsaac Calpitoとのオンラインセッションを実践。インスタではレジスタンスバンドを使ったハードなトレーニングを公開している。運動中「(動きがキツくて)爪が割れたわ!」と爆笑してしまう彼女からは、ポジティブオーラが満載!
ベリー類、抹茶、ケール、大豆、ダークチョコレート、赤ワインなどは、代謝を高め脂肪燃焼を促進する働きがあり、サートフードと呼ばれている食品類だ。これらを積極的に摂取する「サートフードダイエット」は、アデルが実践したことでたちまち話題となった。
サート(sirt)とは、人間の体内にあるタンパク質であるサーチュイン遺伝子(Sirtuin)のこと。これを食事や運動で活性化すると脂肪が分解され、グルコースを燃料として使用するよう体に指令が送られる。アデルはサートフードダイエットと並行して、喫煙と砂糖入り飲料の摂取をやめ、健康的な生活へとシフト。ヘビースモーカーで砂糖入りの紅茶が大好きだった彼女にとってはかなり思い切った決断! でもその甲斐あって、約15キロもの減量に成功した。アデル自身はダイエットについて明言はしていないが、インスタグラムには痩せて一層美しくなった彼女の写真が多数。表情も生き生きとしていて、新しい自分を存分に楽しんでいる様子だ。
3人の子供を出産し、アラフォーになっても10代の頃と変わらないフレッシュなプロポーションをキープするケイト・ハドソン。その秘訣は、昨年自身がローンチしたプラントベースのサプリメントブランド、INBLOOMにあり。植物由来、遺伝子組み換え作物の不使用、エコフレンドリーを掲げたこのブランドは、エナジーブースト、睡眠や思考力の改善、免疫力強化、ストレスによる老化防止といった効果別のプロテインを展開。彼女は毎朝、この粉末プロテインをスムージーに入れて朝食代わりにしているそう。
食べ過ぎた日の翌日のファスティングフードとしても役立ち、特にGreen Proteinはヒヨコ豆やココナッツから抽出されたプロテインを用いているため、腹持ちも良いのだとか。一食置き換えるだけでも体がすっきりするそう。
グルテンと乳製品のアレルギーが判明したことをきっかけに、2012年からグルテンフリーとビーガンの食事に切り替えたマイリー・サイラス。大好きだったハンバーガーとの縁も切り、小麦粉などのグルテンを含む食べ物を一切やめて食事は野菜中心に。同時にピラティスとハードなアシュタンガヨガにハマり、自宅にスタジオを作るほど毎日実践したという。その甲斐もあって、ぽっちゃり体型からシャープなボディに大変身。マイリー曰く「小麦粉をやめたおかげで肌もきれいになり、思考もすっきりした」のとか。
「Mプラン」とは、マッシュルームの頭文字であるMを冠したこのダイエット法で、一日の食事のうち一食をキノコ料理に置き換えるというもの。ポイントは、きのこと一緒に肉や魚、大豆製品などのタンパク質をとること。そして、体調を見ながら2週間ほど継続すること。このMプランダイエットは、キノコの整腸作用によってお腹周りを特にすっきりさせることができ、ケイティ・ペリーもときどき実践しているそうだ。
ぽっちゃりボディのコメディエンヌとして映画に引っ張りだこのレベル・ウィルソンは、昨年「健康的な生活を送りたい」と一念発起。それまでは炭水化物中心の1日3000kcalもの食事だったが、高タンパクな食生活に切り替え、なんと約20kgの減量に成功した。
サーモンや鶏胸肉といった高タンパクな食品は、基礎代謝を上げ脂肪を燃焼し筋肉量を増やすので、ダイエッターにとっては基本のき。レベルはさらに、オーストリアにあるメディカルセンターのビバメイヤーで教わった「スナックを食べない」「16時以降は生ものを食べない」「食事をするときは他のことをしない」「食べ物は40回噛む」といったメソッドも実践し、効果をさらに上げた。もちろん運動も不可欠で、高強度インターバルトレーニングHIITやボクシング、バトルロープなどを取り入れ、脂肪燃焼を後押ししたそうだ。2020年2月のアカデミー賞のときと比べると明らかにスマートになった最近の彼女。今まで見られなかったようなセンシュアルな眼差しが、アップデートされた魅力を証明している。
日々ワークアウトに励み、美ボディをキープするジェニファー・ロペスも、ときには短期集中ダイエットで追い込みをかけることも。彼女が実践したのは、10日間炭水化物と糖分をカットする「10デイズチャレンジ」。「体をクリアにすること」を目的に、昨年、婚約者のアレックス・ロドリゲスとともにこのダイエットに挑戦した。
プロ顔負けのトレーニングをこなす彼女だけに、パンやお菓子のみを断つ単純なダイエットと思ったら大間違い。その内容は、小麦粉製品はもちろん、デンプン質を含む野菜から穀物、フルーツ、甘味料、糖分の入った調味料、乳製品、砂糖入りの飲料、アルコールなど、あらゆるタイプの炭水化物や糖質を含む食品を排除し、逆にレタスやほうれん草、ブロッコリーといったデンプン質を含まない野菜、脂肪分の少ないタンパク質、良質な脂質があるナッツ類、水・スパークリングウォーター、甘味料不使用の調味料のみを口にしてOKというかなりストイックなプランだ。
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さすがのジェニファーも途中でめげそうになり、9日目のインスタには「10日目が待ちきれない……!」とのコメントが。とはいえ、一層引き締まったボディは、これ以上ないほどパーフェクト! ジェニファーほどとはいかなくても、キレイになりたいモチベーションさえあれば、キツイ10日間も乗り越えられるはず。
Text: Rie Maesaka Editor: Mika Mukaiyama