10月17日(現地時間)、地球環境問題への取り組みを表彰するアースショット賞の授賞式が、ロンドンのアレクサンドラ・パレスで開催された。選考委員に動物学者のデヴィッド・アッテンボロー、ヨルダンのラニア王妃、ケイト・ブランシェット、シャキーラ、アリババのジャック・マー、宇宙飛行士の山崎直子らが名を連ねた同賞は2020年10月、ウィリアム王子と王立財団によって創設された。そんな特別な式典に華を添えたのが、着まわし上手なキャサリン妃だ。
レッドカーペットならぬグリーンカーペットに登場したキャサリン妃は、アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)のエレガントなライラックのガウンを纏い、笑顔を見せた。このドレスは10年前の2011年、ロサンゼルスで行われた英国アカデミーのイベントに出席した際に初めて着用している。ウエストの切り替えをシルバーからゴールドにお直しをして、見事にリバイバルさせた。
「環境に配慮した服装をしてください」というイベントのドレスコードを守ったのは、キャサリン妃だけではない。ウィリアム王子も妻を見習って、2019年のチャリティ・ガラで着用したことのある緑のベルベットのタキシードを、今度はインナーに黒のタートルネックを選んで登場した。
第1回アースショット賞の受賞者には、自然の生態系を復元するために地元市民に報酬を支払うという先駆的なスキームを採用したコスタリカ、バハマを拠点に世界のサンゴ礁の復元に取り組む環境保護団体「Coral Vita」、飢餓に対処しながら食品廃棄物を劇的に削減したイニシアチブを採用したミラノ市などが選出された。全5部門の受賞者には、それぞれ100万ポンド(137万ドル)の賞金が授与される。
Text: Emily Chan
From VOGUE.CO.UK