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スティーヴン・スピルバーグ、『ダークナイト』はアカデミー賞作品賞にノミネートされるべきだった

スティーヴン・スピルバーグ監督が、2008年に公開された『ダークナイト』はアカデミー賞作品賞にノミネートされるべきだったとコメントした。
Photo: David M. Benett/WireImage

半自伝的映画『フェイブルマンズ』(2022)が第95回アカデミー賞の作品賞と監督賞ほか、7部門で候補入りしたスティーヴン・スピルバーグ監督。「デッドライン」のインタビューで、『ダークナイト』(2008)はアカデミー賞作品賞にノミネートされるべきだったとコメントした。

アカデミー賞の常連で、『シンドラーのリスト』(1993)で作品賞と監督賞、『プライベート・ライアン』(1998)で監督賞を受賞しているスピルバーグだが、『ジョーズ』(1975)や『インディ・ジョーンズ』シリーズなど、超大作映画を手がけていることでも知られる。オスカーの作品賞の候補枠が10作品に拡張され、今回は大ヒットを記録した大作映画『トップガンマーヴェリック』や『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が作品賞候補に入ったことに触れ、「すごく励みになった」という。

「遅すぎたくらいです。もう何年も前にクリストファー・ノーランの『ダークナイト』がノミネートされるべきでした。今だったら確実に作品賞にノミネートされているでしょう。この超大作2本が作品賞候補の10本に入ったことはすごいことで、僕たち全員が喜ぶべきことだと思います」と述べた。

『ダークナイト』(2008)

Photo: Album/AFLO

DCコミックスの『バットマン』を原作に映画化した『ダークナイト』(2008)は、世界中で大ヒットを記録し、批評家からも絶賛された。2009年の第81回アカデミー賞では8部門にノミネートされ、前年に亡くなったジョーカー役のヒース・レジャーが助演男優賞を受賞したほか、音響編集賞を獲得。だが当時、作品賞の候補は5作品に限られており、作品賞の候補入りを逃したことから物議を醸した。

Text: Tae Terai