これまでにジェニファー・ロペスは数々のファッショントレンドを世に送り出しているが、今夏はロングドレスに夢中のようだ。7月中旬にベン・アフレックとヨーロッパでハネムーンを楽しんだ彼女は、カフタン風のデザインやレディなフラワープリントなど、バリエーション豊富なロングドレスルックを披露した。多くのインフルエンサーがボディコンシャスなY2Kスタイルに没頭する中、当時のファッションをリードしていたジェニファーは過去を振り返ることなく、よりタイムレスでシック、そして彼女の本質であるグラマラスな路線を貫いている。
ジェニファーはボールドで色あざやかなロングドレスを好む。7月30日(以下、現地時間)、カプリ島で開催されたユニセフのイベントでは、グッチ(GUCCI)のシルクシフォンのドレスを着用した。眩しいイエローのワンカラードレスにビッグジュエル付きのイヤリングとヴァレンティノ(VALENTINO)のグリーンのミニバッグを合わせ、ポップなカラーブロックを楽しんだ。小柄な人はマキシ丈を避けがちだが、ジェニファーのように足もとはチャンキーなプラットフォームシューズにすれば、リーンな縦長シルエットを演出できる。
翌日に纏ったのは、エトロ(ETRO)のペイズリー柄のドレスだ。1枚でもインパクトを放つカラフルなプリントに、メタリックな輝きのドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABANNA)のバッグを合わせ、マキシマリストなディナーコーデを完成させた。ハイネックだからこそ、タイトなお団子ヘアでスッキリとした顔まわりに。インフルエンサーのルーシー・ウィリアムズとミッソーマ(MISSOMA)のコラボコレクションから選んだイヤリングは、マラカイトのストーンとビッグフープが合わさったデザインで、ディーバのジェニファーにぴったりだ。
このドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABANNA)のミニバッグを最近ジェニファーは愛用中で、7月23日にパリでベン・アフレックとキャッチされた際にも手にしていた。グッチ(GUCCI)のフラワープリントドレスに合わせ、とびきりフェミニンなムードを放った。
テイストの異なる3着のロングドレスを身に纏ったジェニファーだが、そのルックの共通点は彼女のヘルシーなビューティールックだ。引き締まった小麦肌に目力を強調したアイメイク、そしてグラマラスなヘアスタイル── 内なる美しさからくるエイジレスな魅力が、彼女のロングドレスコーデの最高の“アクセサリー”の役割を果たしている。そんな幸せ絶頂のジェニファーを参考に、今夏はロングドレスを取り入れてみよう。
Text: Alice Newbold Adaptation: Sakurako Suzuki
From VOGUE.CO.UK